2011年12月31日土曜日

大晦日

いよいよ今日で平成23年が終わります。毎年年末になると「激動の〇〇年」という言葉を聞きますが、今年はまさにその通り「激動の2011年」でした。

3月11日午後2時46分の出来事。東京の自宅でBS-TBSで再放送されていた「自治会長・糸井緋芽子社宅の事件簿」や石原都知事再出馬表明の都議会中継を見ながら楽譜を書いていた時でした。
次第に大きくなる揺れ。テレビや食器棚をおさえながら、まるで大荒の海で小船に乗っているような前後左右に大きく長く続く揺れに、いままで経験した事のない危機と恐怖と不安を感じました。テレビで次々に中継される、これが日本で現在起きているとは信じがたい東北から関東沿岸にかけての大津波や火災、原発爆発の映像の数々。漠然とした不安と虚脱感に襲われました。
ただ、こういう大災害が起きたことで、日本全体が無意識だった人と人との繋がりや「絆」、人間の強さを再確認し、それを常に意識できるようになったのではないでしょうか。
いままでは年が変わると、さぁリセットして次!!という感じでしたが、今年の出来事はリセットできないし、してはいけないでしょう。

個人的にもいろいろな事がありましたが、それを土台として来年さらにステップアップしていこうと思います。

今年一年本当にお世話になりました。
よいお年をお迎えください。


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2011年12月26日月曜日

【日常】 新年準備

今年も残すところあと5日。まさに年の瀬です。どこに行っても、昨日までのクリスマスムードが一転し、新年を迎える準備ムードです。
という事で私もよい新年を迎えるため、お守りを頂きに早稲田の穴八幡宮へ行ってきました。この神社は商売繁盛・出世・開運にご利益があると言われています。

ではまずこの穴八幡宮の歴史から。(Wikipediaより引用)
1062年に源義家が奥州からの凱旋の途中、この地に兜と太刀を納めて八幡神を祀ったのが始まりです。1636年にはここに的場が造られ、この八幡宮を守護神としました。1641年に別当の放生寺を建立するため、社僧良晶が南側の山裾を切り開いていると横穴が見つかり、中から金銅の阿弥陀如来像が現れました。掘った人は「芽出度い」と大喜びし、以来、「穴八幡宮」と称するようになったといいます。3代将軍徳川家光は、この話を聞いて穴八幡宮を幕府の祈願所・城北の総鎮護としました。
歴代将軍がたびたび参拝し、8代将軍吉宗は、1728年に世嗣の疱瘡平癒祈願のため流鏑馬(やぶさめ)を奉納しました。流鏑馬はその後も世嗣誕生の際や厄除け祈願として奉納され、穴八幡宮に伝わる「流鏑馬絵巻」には、1738年に奉納された竹千代(後の10代将軍家治)誕生祝の流鏑馬が描かれています。
江戸の庶民からも信仰を集め、特に蟲封じの祈祷は有名でした。1879年には皇太子(後の大正天皇)の御蟲封祈祷も行っています。1945年の東京大空襲で、建物の多くを焼失しましたが、1989年から神社施設の建替え計画を開始。1998年、隨神門を室町時代の様式で再建しました。

これが穴八幡宮入口の鳥居です。平日の昼間なのにたくさんの参拝客がいました。

この鳥居の脇には流鏑馬の像があります。

鳥居をくぐるとひたすら階段です。

階段を登りきった門には、左右に・・・



露店の立ち並ぶ参道を進みます。食べ物の店もありますが、ここが金銭融通の神であることから、「融通→ゆず」にちなんだゆず飴や暦などのお土産品を売る店も多くでています。

いよいよ本殿に到着。今年一年無事に過ごせたお礼と、来年の幸運を祈りました。

さて、目的のお守りはこれ。右が一陽来復のお守りで左は懐中お守りです。

このお守りは毎年冬至の日から翌年節分の日まで受け取ることができます。ただし、お祀りする日と時刻が決まっています。冬至・大晦日・節分のいずれかの夜中12時に、その年の恵方に向けてお祀りするんです。今年の恵方は亥子(いね)。真北より少し西です。大晦日、忘れないようにしないと!

参道で来年の干支の置き物を買いました。今年と同じ店で買いました。

神社を出ると、酔うお水が売っていたので、お正月用に一本購入(笑)新潟県阿賀町の下越酒造のお酒です。これで来年の開運間違いなし!のハズ。

せっかくここまで来たので、ぶら~り。
ここは地下鉄東西線の「早稲田」が最寄駅なのですが、乗り換えなしで帰るため、大江戸線「若松河田」まで歩いてみました。
穴八幡宮は低い土地にあるので、若松河田まではひたすら坂を上ります。

この通りは「箱根山通り」といいます。

新宿区に山?そうです。この箱根山は新宿区の最高峰なのです。ほら、高い!

せっかくだから登山。とても整備の行き届いた登山道です。

そして登頂!これが山頂です。
標高44.6メートル

眺めも格別です(笑)。代々木のdocomoビルや西新宿の高層ビル群が一望できます。

帰宅して、お弟子さんのお稽古をし今に至ります。

あとは、年賀状・・・


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2011年12月23日金曜日

【日常】 スカイツリー点灯!!

今日は天皇誕生日で祝日。明日はイブで明後日はクリスマス。3連休ですね。
来年5月に開業する「東京スカイツリー」。今年の3月にすでに634メートルになって、工事は着々と進んでいるようです。

去年もクリスマス時期はサプライズライトアップがあったのですが、今年は試験点灯という事で、夕方から電気がついています。

とてもキレイで興奮してしまいました。
とにかくご覧ください。

我が家のベランダから撮影しました。今日は4時からお弟子さんが二人お稽古に来たのですが、終わって外を見たら電気が付いていてビックリ。

いやぁ、なんか幸せな気分になりますね。

ちなみにこれは去年のクリスマスの時のライトアップです。この時は500メートルくらいまで出来上がっていました。

この時期に試験点灯をしてくれるなんて、なかなかニクイですね!

みなさん、よいクリスマスを!



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2011年12月18日日曜日

【美味い店】 shake tree 墨田区

今日は最近近所にできたハンバーガーのお店をご紹介します。「ぶらり箏教室の旅~墨田区編その2~」にも登場したお店です。

場所は、JR錦糸町駅北口から徒歩約10分の、北斎通りと三ツ目通りの交差点の角にあります。遠い?いやいや、足を運ぶ価値は十分にあるお店です。

おしゃれでしょ?

で、店内はというと・・・今はクリスマス感たっぷり。飾りつけはスタッフのクリスティーナ(日本人ですが)だそうです。全員で(一人は翌日一人で)イルミネーションの点灯式をしたそうです。これは夜。

こっちはさっき(笑)

ハンバーガーと言っても、いわゆるチェーン店のハンバーガーを想像してはいけません。shake treeのハンバーガーは“肉料理”と言えます。かなり粗挽きなので、肉の味や食感が楽しめるんです。

そして、この美味なるハンバーガーを作っているのは、オーナーのデイビッドことYUTAさん。こんなおちゃらけていますが、ハンバーガー哲学・熱いハートの持ち主です。

このハンバーガーのお供は、オリジナルカクテル“いいとも”。ジンベースでお昼っぽいのを作って!と頼んだら出てきました。
 奥に写っているのがバーテンダーのジョニーことSHUNさん。真っ昼間から派手なパフォーマンスで作ってくれました。そして、出来たカクテルを味見して「うん、うまい」。この自画自賛、大好きです。やっぱり、料理にしても演奏にしても、何か人に提供する仕事をしていくには、ナルシストである必要があります。というのは私の持論。

実は今日で3回目、須藤元気に似ているらしく、前回からファインと呼ばれています(笑)


とにかく美味しいし、スタッフさんは明るくて元気だし、幸せな気分になれるオススメのお店です。

【住所】東京都墨田区亀沢3-13-6 岩崎ビル1F
【電話】03-6658-8771
お店のHPは工事中とのことなので、食べログを貼っておきます。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13134063/



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2011年12月14日水曜日

【日常】 頃は元禄十五年・・・

今日は、赤穂四十七士が吉良上野介邸へ討ち入って、主君浅野内匠頭の仇討ちをした日です。元禄15年は西暦1702年ですから、今から309年前の出来事。

吉良邸の跡というのが、実は家のとても近所で両国駅からすぐの所です。当時は“本所松坂町”と言われていました。今の両国二丁目三丁目近辺です。
今でも京葉道路沿いに本所松坂町跡の石碑があります。

で、路地を入ると吉良邸跡があります。本所松坂町公園となっているんですね。

江戸時代における高家の格式をあらわす海鼠壁(なまこかべ)長屋門を模した造りです。



公園内には、松坂稲荷大明神。

吉良家家臣二十士の碑。

吉良上野介像。去年までは屋根がなかったのですが、新築されました!

討ち取った上野介の首を洗ったといわれる“みしるし洗いの井戸”

そのほか、内部の壁面には義士関係の記録や絵画が銅板で展示されています。

ここでも今日は義士祭があったのですが、10日11日には「元禄市」「吉良祭」が行われました。当然行ってきましたよ。

たくさんの露天が出て賑わいます。

食べたもの。その1 赤穂汁

その2 ふかし芋。とても立派なサツマイモ。1個50円。ほくほくしていて、栗のような味のする美味しいお芋でした。

地元の青年会の人が吉良上野介と大石内蔵助に扮していて、記念撮影に応じていました。吉良さんは炭小屋で見つかった時の格好ですかね。
ここではとても仲がよさそうです(笑)

少し裏へまわると・・・


昔はここが正門だったんですね。本所松坂町公園は吉良邸のごく一部なのです。


さて、ここでまた今日の出来事に戻ります。忠臣蔵好きとしては、やっぱり泉岳寺へ行かなくては!
ってことで行ってきました。初の泉岳寺です。
都営浅草線の泉岳寺駅下車。

地上へ出て右へ少し行くと、泉岳寺の入口があります。これは中門です。
http://www.sengakuji.or.jp/

露天がたくさん出ている参道を行くと、山門。

そして、さらに行くと本堂があり、お参りを。

浅野内匠頭・遥泉院(内匠頭の奥さん)・四十七士のお墓は、この本堂の左側にあります。
墓所へ続く参道。
墓所の門。

ここを入ると、線香が売られていたので買いました。
すごい行列ともくもくと立ち上る線香の煙。

浅野内匠頭のお墓。

大石内蔵助のお墓。

内蔵助の息子主税のお墓。

そして、新潟(新発田)の英雄 堀部安兵衛のお墓。菊水が供えられてました。さすが!

亡き主君の仇討ちをして、一躍ヒーローとなりながらも、結局は切腹して果てた浪士たち。お墓には享年が書かれていますが、20代30代の多いこと。彼らの胸の内を思うと、こちらの胸もつまります。そして、すさまじい量の線香の煙も目にしみました。

分かりやすいサイトを見つけました。「忠臣蔵」をご存知の方も、ご存知ない方もどうぞ。
http://www.sumida-gg.or.jp/arekore/SUMIDA001/S001-1.html

そして忠臣蔵といえば、この音楽でしょう。昭和39年放送のNHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ曲。芥川也寸志の作曲。名曲です。



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