2013年3月11日月曜日

あれから2年

東日本大震災から2年経ちました。
今日の東京は、あの日とは違って快晴で穏やかです。2年前は曇り空で、寒い日でした。

去年の今日の日記にも載せた、2年前の南の空。火災の煙が流れています。


良いのか悪いのか、“時間”というのは確実に流れ、どんなに大きな出来事であっても、次第に“過去の事”となっていきます。そして、人間の脳でさえ、その出来事の記憶を薄くしていきます。この1年を考えると、それまでの1年とは違い、食べ物や物資が普通にあり、電気も心配なく普通に使える状態が“当たり前”と感じて生活をしています。
確かに、それが人間の本質で本能で、そうでなければ先へ進んでいけないのでしょうが、追悼式の中継を見て、天皇陛下や首相、被災者代表の方の言葉を聞きながら2年前の事を思い出すと、突然命を奪われた方の無念さ、被災地で強いられる生活の困難さに思いを寄せたい、そして今自分が生きている事、生活できている事の幸せを感謝しなければならないと感じます。
生と死はまさに表裏一体。今自分が生きている事を大切にし、今できる事、今日できる事を精一杯取り組んでいこうと思います。

3月11日、テレビの特集番組なんて見る必要はない。自分と向き合って、静かに考える一日にしたいです。


合掌