2016年10月24日月曜日

【告知】第64回新潟市芸能まつり 第70回記念三曲演奏会

やっと秋めいてきましたがお元気ですか?
私は風邪をひいたり、そしてその風邪が完全に治らないような体調がいまいちの毎日です・・・

さて、11月は新潟で演奏会が2つとイベントが1つあります。
まず今日は一番早いものを。

第64回新潟市芸能まつり 第70回記念三曲演奏会
平成28年11月3日(木・祝)
午前11時30分開演 (午前11時開場)
入場料 1,000円 (高校生以下無料)


新潟市三曲連盟の演奏会です。この新潟市三曲連盟は、今年創立70周年となります。(昭和21年に発足した、前身の新潟邦楽協会を含め)
さらに、この三曲演奏会も今回が70回!
という事で、今年は記念演奏会です。


第一部は、連盟の12団体の演奏です。
1.花紅葉  宮城道雄作曲  江雲会(琴古流)〔共演〕生田流4社中
2.天竜川  川村泰山作曲  剣照山会(都山流)〔共演〕箏曲暁会(生田流)
3.月姫伝説  大嶽和久作曲  箏曲蕙香会(生田流)〔共演〕竹峯会(琴古流)
4.万歳  初世中能島松声作曲  箏曲松濤會(山田流)
5.春愁  野村正峰作曲  箏曲真和会(生田流)〔共演〕江雲会(琴古流)
6.末の契  松浦検校作曲  箏曲和泉会(山田流)〔共演〕竹峯会(琴古流)
7.虚空鈴慕  虚竹禅師作曲  新潟鈴慕会(琴古流)
8.平和の山河  流祖中尾都山作曲  好友会(都山流)
9.OKOTO  沢井比可流作曲  箏曲暁会(生田流)
10.越後獅子  峰崎勾当作曲  竹峯会(琴古流)〔共演〕箏曲蕙香会(生田流)
11.夕顔  菊岡検校作曲  箏曲八惷会(生田流)〔共演〕江雲会(琴古流)
12.故郷のうた  野村祐子編曲  都友会(都山流)〔共演〕箏曲蕙香会(生田流)


第二部は、「邦楽で綴る日本の四季」と題した記念演奏会特別プログラムです。

〔夏〕玉川  国山勾当作曲   
生田流・山田流・琴古流の会主による合同演奏です。
生田流が三弦、箏が山田流、尺八は琴古流という形式です。 
三弦 真田雅晶(真和会) 市橋ヤスエ(八惷会) 小奈雅楽立(暁会) 奥寺淳子(蕙香会)
箏   武藤祥圃(松濤會) 伊澤志泉(和泉会)
尺八 山田鈴雅(鈴慕会) 古木禮雲(江雲会) 増井峯庸(竹峯会)


〔秋〕秋景二章(しゅうけいにしょう) 武藤祥圃作曲
過去には新潟中央高校箏曲部・糸魚川高校箏曲部の方々に出演してもらった、若手紹介の曲です。今回は、私が講師をしている新潟青陵大学の箏曲部が出演させていただけることになりました。
今回のために作った「秋景二章」を演奏します。皆さん、応援に来てください!
Ⅰ箏  横山玲奈  岡部木乃花  湯田 琳
Ⅱ箏  岡村美希  樋口 蒼  樋口 歩


〔冬〕霜夜  流祖中尾都山作曲
都山流の会主と顧問による合同演奏です。
尺八一部 松澤茶照
尺八二部 遠藤尚山  早川絆山
尺八三部 松澤剣照山


〔春〕合奏組曲 石狩川 春   唯是震一作曲
12社中の有志による合同曲です。新潟市三曲連盟は、流派にとらわれず、三曲の発展を目指して様々な曲の合奏に取り組んでいますが、今回は、唯是先生の曲に挑戦しました。
箏 18名・三弦 9名・十七弦 4名・尺八 24名。
総勢55名での演奏です。舞台いっぱいの出演者で、迫力のある演奏になるはずです。


昨年はこの芸能まつりのメインステージ「にいがた邦楽絵巻」で存在感をアピールした三曲連盟の、さらにステップアップへの第一歩です。
皆さんのお越しをお待ちしております。

あ、ちなみに私の楽屋は練習室6です。(とりあえずのお知らせですので、他意はありません(笑))




武藤祥圃HP






2016年10月9日日曜日

東北電力スクールコンサート他いろいろ

前回の更新からひと月たってしまいましたが、猛烈に色々なことがありました。何をどうやったか記憶が定かじゃありません(笑)

前回書いたのは、教えに行っている高校の箏曲部が出場する演奏会のことでしたが、その後の9月は、演奏会を聴きに行ったり、会議に出席したり、稽古したり、大学の授業が始まったり、風邪をひいたり、論文書いたり・・・

そして10月に入ってからは、2日に大学の同期の、市川であった演奏会にサプライズ出演。

3日~7日は東北電力スクールコンサート。新潟県出身・在住の演奏家で構成されている「新潟ARS NOVA」の皆さんが行っている活動で、今年が10周年。私は今年3回目の参加です。

3日はリハーサル。さて、何を演奏しているでしょう?

正解はこれ。八橋検校作曲 小西奈雅子編曲の「六段の調」

昨年・一昨年は宮城道雄の「春の海」。今年は六段でした。CDを出したら売れるな、これ(笑) まさに伝統と革新の「六段の調」といった感じです。

4日からスクールスタート。

今年は下越地区で、阿賀野市立赤坂小学校(4日)、新潟市立西特別支援学校(5日)、佐渡市立両尾小学校(6日)、村上市立岩船中学校(7日)へ行ってきました。

特に5日~6日にかけては台風18号の進路とドンピシャで移動が無事できるかひやひや。時間を早めたり、学校から港まで違法な?高速移動をしたりして、結果的にはOK!
5日16時発のカーフェリーで佐渡へ。新潟港から見る新潟市の風景。やっぱり綺麗だ。

そして流行りの自撮りなんかしてみたりして。ま、ご愛嬌ってことで。

宿泊は、湖畔の宿吉田家というところ。昔ながらの温泉旅館といった感じでした。朝ごはんの盛りだくさんなこと。その画像はないですが、部屋の窓からの朝の景色。
加茂湖という湖のすぐ脇。前日の台風が嘘のような穏やかないい天気。

ちょっとした佐渡旅行でした。

これは最終日の岩船中学校の公演後、全員で。

小西先生、リハと全員の写真お借りしました。事後承諾ですみません<m(__)m>

ちなみに今回のプログラムは・・・(◎は武藤入りの演奏曲)
ヨハン・シュトラウス二世「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
プッチーニ「トスカ」より「愛に生き、恋に生き」
デュカ「魔法使いの弟子」
フンパーディング「ヘンゼルとグレーテル序曲」
ハチャトゥリアン「剣の舞」
モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
◎世界の民謡メドレー「庭の千草」「サンタルチア」「クラリネットこわしちゃった」「ローレライ」「カチューシャ」
◎中能島欣一「三つの断章」より三章
◎八橋検校「六段の調」
エルガー「威風堂々」
各学校校歌

そして8日、日付が変わったけど今日はこれでした。


新潟ARS NOVAさんの創立10周年記念として行われたイタリア中部地震復興支援チャリティーコンサート「PRAY FOR ITALY」
会場は新潟の老舗ホテル「イタリア軒」のサンマルコ。


本番の写真は、入手したら、またアップします。

終演後の記念撮影。小西先生、これも借りました<m(__)m>


本番週間が終了!明日からはこれからある演奏会のリハやら稽古やら部活やら、事務作業やら、慌ただしい毎日が始まります。




武藤祥圃HP

2016年9月8日木曜日

新潟県高等学校総合文化祭 日本音楽演奏発表会

今日は新潟市音楽文化会館のホールで「新潟県高等学校総合文化祭 日本音楽演奏発表会」がありました。

今年の4月から前任の先生から指導を引き継いだ西新発田高校の箏曲部も出演しました。

演奏したのは、沢井忠夫作曲の「光る海」。高低二部の合奏曲です。
現在の部員は1年生1名、2年生1名の2名。2名で二部合奏という事は、各パート1名づつという、プロの演奏家でも避けたい(笑)状態。

ちなみに、一番多い高校は21名、少ない高校は6名。で、西新発田以外の9校の平均は13名。

という事で、西新発田の二人のプレッシャーと緊張がとてつもなく半端ない事をお察しください<m(__)m>

しかし、幕が上がる直前に写真を(笑)
これだけの笑顔ができるんだから、たいしたもんです。

高校の箏曲部を教えるのは初めてで、高校生のレベルの把握や、この大会までのスケジュール感に確固たる自信がなかったのも事実。でもそんな中、二人はよく頑張りました。

次の発表の機会は、10月29日の文化祭。文化祭でも同じ曲を演奏します。
「光る海」がさらに“光る”ように練習していきます!
近くなったら演奏時間等をお知らせしますので、ぜひ応援に来て下さいね!

その後は・・・
来年4月の新入部員歓迎会での演奏、5月にある「新発田市芸能音楽祭」へ初出演。そして、またこの大会・・・と続きます。盛りだくさんだ。

なにしろ伸びしろがたくさんある1年生と2年生。これからの成長が楽しみです!
頑張るぞ、S原!I川!



武藤祥圃HP

2016年9月7日水曜日

フランスからの留学生と

いやいや、約一か月もブログを更新していませんでした・・・


さて、今日はフランスからの留学生と国際交流をしてきました。
場所は新潟市中央区の燕喜館。
(そう、燕喜館。数年さぼっていますが、私がリサイタルシリーズをやっている所です。)

新潟人であれば知らない人はいないNSG新潟総合学院。学習塾からスタートし(私も中学生の時通っていました。そして数年間非常勤講師として教えてもいました。その時はNSGを日光猿軍団の略称と言っていたとかいないとか(笑))、現在は学校や介護、病院、そしてサッカーや野球、バスケットのチーム経営など、様々な分野で新潟に貢献している一大企業です。

NSGカレッジリーグの中の「国際外語・観光・エアライン専門学校」に留学しているフランスの学生さんを対象にした、お茶席体験と箏鑑賞&体験の行事です。

順番は前後しますが、まずは最後の記念撮影から。
男性は手を握って膝の上というのが日本流だという話をしたので、前列の手が揃っていていいですね!

13名の留学生は、まずお茶体験。前列一番右に写っている先生のレクチャーで、茶せんでお茶を点てる体験をしました。その脇で軽く演奏。

つづいて演奏を聴いてもらいました。やっぱりこういう場では「六段の調」でしょう。

その後は演奏体験。
爪は親指だけはめてもらって、「さくらさくら」。驚いたのはみんなこの曲を知っていたという事!素晴らしい!

演奏に合わせて唄ってもらいました。
日本語で「さくらさくら」を唄うフランス人(笑)


おや?左にカメラが見えます。今日の行事にNHKと新潟日報(新聞社)が取材にきていました。

なお、明日(8日)のお昼のローカルニュースでこの時の模様が放送される予定だそうです。新潟の方しか観れませんが、お出かけの方は要予約で!(笑)

もう一枚いきましょう!プロレスラー?ヘビメタバンド?なんて言ったら失礼ですが、そんな風貌の彼ですが、きれいな手つきで、なにか名演奏をしているように見えます。

日本には約一か月の滞在だそうですが、この他にも、花火に行ったり、温泉入浴体験や和食体験なども行ったそうです。

あと一週間くらいで帰国するそうですが、フランスに帰ったら、日本の文化を実際に体験したからこそできる日本アピールを大いにやってもらいたいものです。


そして最後は、お決まりの「くだけた」ポーズで。

とっても楽しいひとときでした~!




武藤祥圃HP




2016年8月9日火曜日

宇部 結果とその後

予めおことわり致しますが、この日記は少々お酒の入った武藤が書いております。
不適切な表現がありましてもご容赦ください<m(__)m>



本番当日、会場は宇部市文化会館という所。宇部新川駅から徒歩3分という立地。

9時に行くと、〇〇〇(←名前)が箏に柱を立てていました。えらいえらい。

うん、久留米の賢順コンクールに出場した時の事を思い出しました。
だだっ広い部屋にゴザが敷かれた控室。そこに出場者が全員入ってめいめいに練習している。調弦なんてチューナーを使わなきゃできやしないくらい。なんかその必死さに若干興醒めした覚えがあります。(なんて大口たたいておきながら、その時は銀賞で、金は取っていませんが・・・)

今回も同じでした。

これ、どうにかならないものでしょうか。一人10分でも15分でも、個室で音出しをできる環境は作れないものでしょうかね。

洋楽のコンクールはどうなんでしょう。
あ、そう言えば僕、一度だけ洋楽のコンクールに出た事があります。

20年以上前の「新潟県音楽コンクール ピアノ部門」

新潟大学時代、あまりにピアノに真剣でない僕(その時は塾のバイトにはまり、藝大へ行きたい病に罹っていました)を見かねた大学の先生の勧めで受けた時です。ショパンの何かを弾いた覚えがあります。
弾いた曲を覚えていないのですから(酔っているからですよ)、控室がどうだったかなんて覚えていません・・・
ごめんなさい、水戸先生(笑)
でもあの時はちょっと気合い入れて頑張ったんですよ。

ま、それはさておき。

〇〇〇、頑張りました。初めて人前で箏を弾くという大仕事を見事にやってのけました。舞台の袖でパワーを送っていましたが、教えた事を忠実に守って、多少のトラブルはありつつも必死に弾く姿、師匠としてはこれ以上の感動はありませんよ。

小学生部門17名、中学生部門17名の演奏が終わり、表彰式。
各部門それぞれ優良賞3名、宇部教育長賞1名、宇部市長賞1名、そして山口県知事賞1名が発表されました。
〇〇〇の名前は呼ばれませんでした。
仕方ありません。

でも、表彰式の後、いつもおちゃらけている〇〇〇が、一人前に悔しそうに神妙な表情をしてるではないですか!彼女なりに気合いを入れて演奏したのでしょう。そして勝負をかけて演奏したのでしょう。でも名前は呼ばれませんでした。

でもいいのです。さっきも書きましたが、今回は初めて人前で弾いたんです。1年かけて「ひぐらし」を練習し、暗譜したんです。力になっていない訳がありません。
そして、これまでの練習方法、稽古への臨み方、大いに反省したでしょう。
これでいいのです。


そしてさっきお母さんから、「〇〇〇が、緊張したけど楽しかったし、武藤ちゃんの為にも来年は賞を取りたい!と言っているので、またよろしくお願いします。」とメールがきました。

よしよし、よく言った。そうじゃなきゃね。

武藤ちゃん、今年はスパルタ指導するから覚悟して次の稽古に来いよ(笑)



さてさて、ここからは蛇足日記です。

前回の日記を書いた後、宇部新川駅前で吉田類さんを気取って居酒屋探しをしました。昔は一人で飲食店に入るなんて考えられなかったのですが、一人で居酒屋に入れるほどに成長した武藤です。

そして、駅から近い、焼き鳥屋さん小五郎に決定。
刺し盛り、焼き鳥、揚げ出し餅、焼きなすを食しました。炭火でしたね。
魔法の水のほうは、ビールと日本酒。せっかくなので山口のお酒。男山の「西都の雫」、中島屋の二種類。中島屋は無濾過。美味しかったです。
これまた吉田類さんを気取りマスターや常連さんと会話しつつ、楽しませていただきました。

そして翌日の本番後、宇部新川から新山口へ。

これが宇部線の電車。
ひと昔まえの中央・総武各駅停車を彷彿させる黄色の車両。
二両編成で、天井には扇風機が付いています。なんか懐かしい電車でした。
 
この電車に約50分揺られて新山口へ。
とあるサイトで「これを買えば山口土産は間違いない!」という宇部かまぼこと利休饅頭をお土産に買い、さらに駅弁とビールを買い、東京行きの新幹線へ。

いただきまーす。
山口で買った広島の駅弁「山のおべんとう」とキリン一番搾りの山口づくり。

一番搾りの〇〇づくり。これお土産にもいいですね。
今週は新潟週間なので、実家にも買ってきました。

〇〇づくり

東京・横浜・新潟・山口・仙台を制覇。

全国の皆さん、あなたの街の一番搾りをお待ちしております。
送り先はHPでお問い合せ下さい(笑)


そんなこんなで週末一泊二日の山口宇部への旅は終了。

次は、来月ある新潟県高校文化祭日本音楽部門へ出場する西新発田高校箏曲部、11月3日の新潟市三曲連盟の三曲演奏会に出演する新潟青陵大学箏曲部の指導。そして自分のライブに論文書き。

あぁ、気合いをいれねば。

あ、もう1時半。明日は朝から高校の部活です。
おやすみなさい。




武藤祥圃HP






2016年8月6日土曜日

宇部なう

ここしばらくは東京と新潟を行ったり来たりの武藤ですが、今日は珍しく別の所、山口県宇部市にいます。

14:30 東京発  のぞみ41号
19:03 新山口着
19:09 新山口発 宇部線
19:57 宇部新川着

で、さっきチェックイン。

飛行機のほうが早いのですが、せっかく遠くへ行くので、旅行気分を高めるために新幹線にしました。

さて、宇部に何をしに来たかというと、明日行われるこれです。



いやいや、武藤が出場する訳ではないですよ。

娘がね。いやいや、お前独身だろ(笑)
家にお稽古に来ている小学生が出場します。
小学校にあがる少し前からお稽古にきていて、現在5年生。

演奏時間は4分。曲は中能島欣一の「ひぐらし」。
暗譜はばっちり!なはず。
間違えずに弾ける!はず。

いや、そう願いたい。

一度も発表会を開いていないだめ師匠なので、大きい舞台で一人できちんと弾けるかとても心配です。
しかし、子どもって案外強くてしっかりしているんですよね。

山田流の協会にいた頃、「こども演奏会」というのがあって、その裏方をやっていましたが、親と一緒でなくて本人一人になるとしっかりするもんだなぁ、と感心していました。

〇〇〇(←子どもの名前ね(笑))!がんばれ~!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
途中広島を通った時は、感慨深いものがありました。今日ですもんね。71年前の惨状を思うと、なんとも複雑な気持ちになりました。
ずっと平和であって欲しいものです。

合掌




武藤祥圃HP

2016年7月29日金曜日

中村紘子さんとの思い出

思い出というほど大した事ではないですが・・・

私が東京藝大に入学した平成10年に完成した「奏楽堂」。奏楽堂が満席になるのが初だという入学式の後に、残響テストにも参加しました。
それはともかく、その当時様々なこけら落とし公演があったのですが、邦楽科でも演奏会がありました。入学してすぐだったので、もちろん出演ではなく、裏方。何せもう18年も前なので、細かいことは記憶が曖昧です・・・

その公演の打ち上げが学食「キャッスル」で行われました。その際にゲストでいらっしゃたのが中村紘子さん。


その時に撮った写真がこれ。

中村紘子さんを中心に、邦楽科山田流の学生や卒業生が写っています。
(武藤は中村さんの右隣、ではなく、後列にいます。)

みんなでサインをもらおう!という事になり、失礼ながらも手帳に書いてもらいました。

グランドピアノの絵と「1998.5.23 中村紘子」。

上京して二か月も経たない武藤は、さすがに藝大はすごいなぁ。東京はすごいなぁ。と感心した覚えがあります。

26日に中村さんが亡くなったというニュースを今朝聞いて、段ボールの中からこの写真とサインを出してみました。
日本を代表するピアニストだった中村さん。誕生日が7月25日で命日が7月26日。そして72歳になったばかり。残念です。

ご冥福をお祈りいたします。

合掌




武藤祥圃HP

2016年7月16日土曜日

平成28年 花火始め

まだ梅雨は明けませんが、もう蝉は鳴いているし夏本番なんじゃないかと思うような暑い日もあります。もう7月半ば。今日現在で新潟滞在率6割。しかも今回で3往復目という行き来ぶり。誰か、交通費をください(笑)

そんな事はおいておき、花火狂の武藤は、本日が今年の花火始め。

場所は新潟の関屋浜。「第15回 関屋浜 海の花火大会」
午後7時半から8時10分で約300発という小規模なものではありますが、多くの人の協力で打ち上げられるアットホームな花火大会。
ですが、新潟市長さんや元衆議院議員さんの開会の挨拶で始まるのであります。

気持ちの良い海風に吹かれながら見る花火、風情があっていいもの。
海上の船から打ち上げられます。近いので、大玉ではなくても立派に見えるんです。



今年は隅田川や江戸川といった毎年言っている恒例の花火大会が仕事で行けません(>_<)

で~も、8月2日は長岡の花火は行っちゃうんだもんね!27年ぶり(笑)
しかもお弁当が出て飲み放題のとこで見ちゃうんだもんね!
今年はこれが見れれば他はいらない。
とっても待ち遠しい。

皆さんも夏を満喫してください!



武藤祥圃HP

2016年7月12日火曜日

泉鏡花

とある方から作曲の依頼を受けました。
泉鏡花の小説を題材に、その方が作った詞に曲を付けて欲しいと。

お恥ずかしながら「泉鏡花」は名前と、彼の作品を題材にした邦楽作品をテレビでなんとなく観た記憶しかない。自分で手に取って読んだことなど一度もない。


自分が日本の伝統芸能に携わっていて、したり顔で演奏していながら、日本の文学については何も知らないじゃないか、と心から恥ずかしいと思っています。最近ちょっとそんな事を思っていたところでした。


「人生は一生勉強」


よく聞く言葉ですが、今まであまり実感がありませんでした。
人に箏や三弦の技術を教授している自分。確かに教える事はとても勉強になります。しかし、人間としての勉強はそんな事ではない。
様々な分野の色々な方々と話をさせていただいたり、高校生や大学生に教えたりする時に感じるのは、自分の知識は薄っぺらなんじゃないのか?その論にきちんとした裏付けはあるのか?人に教えるほどの人格なのか?とよく考えます。

今回、自国の文学について勉強できる機会を得たというのは大変有難く思います。

「泉鏡花」についてちょっと調べたところ、彼の生年月日は1873年11月4日。
私の生年月日は1973年11月4日。

ちょうど100年違い。何という縁だろう。ちょっと鳥肌が立ってしまいました。

これからの課題ができました。有難い事です。



実は真面目な事も考えている武藤です。




武藤祥圃HP





2016年7月10日日曜日

126年分の御利益をいただいてきました

今日7月10日は、ウィキペディアによると

「グレゴリオ暦で年始から191日目(閏年では192日目)にあたり、年末まであと174日ある」

とあります。

先月6月10日は「武藤の日」
同じ語呂合わせでいけば7月10日は「納豆の日」

しかし、それより有難い日なのですよ。
なんと「四万六千日(しまんろくせんにち)」。詳しくはこちらをどうぞ。

という事で浅草寺へ行ってきました。まずは本堂でお参り。提灯が雰囲気を盛り上げてくれます。

ほおずきの露店もたくさん。まあ「ほおずき市」だから当たり前ですが(笑)


せっかくだからゲットしました。夏だし、麻の着物で。

帰りは浅草寺脇の飲み屋街で一杯。

下町、とっても元気です。いい休日でした!


あ、もちろん選挙を済ませてから出かけましたので~。




武藤祥圃HP

2016年7月8日金曜日

新潟青陵大学箏曲部 デビュー戦は快勝!

創立丸一年の新潟青陵大学箏曲部。6日が今年度のデビュー戦でした。

戦いの場は、「月見草の会」。ただし戦(いくさ)とは程遠いのどかな会合。

この「月見草の会」は、新潟青陵大学の地域貢献活動として、周辺の方々をお招きし、中庭の月見草を愛でながら歓談し、演奏を楽しむという会です。
大学として大切にしているという催しです。

“新潟青陵大学箏曲部”として初出場しました。
現在部員6名。中学・高校からの経験者2名、大学スタート4名。

会の終了後、顧問の野口雅史先生と記念撮影。

演奏が終わってこの笑顔ができるという事は、とてもいい演奏ができた証。
ではその演奏の時の写真をどうぞ。
今回演奏したのは久本玄智作曲『三段の調』。高低二部の箏による合奏曲です。

 



お客様のがっつき具合を見ていただけば、演奏の良さと、若い学生が真剣に箏に取り組んでいる尊さがお分かりいただけると思います。


この箏曲部、現在6名ですが、今年度当初は2名でした。
一生懸命勧誘し4名増やしてくれました。
勧誘期間には、このようなポスターを作ってくれたので、矢印に操られて4名入部したという事です(笑)
 ミッキーにミニーにドラちゃんまで!
保育士を目指している学生が多いからでしょう。いい先生になりそうだ。


私、内面も外面もイケメンだそうです。
いや、ちょっと待て!「外面も」に「⁉」が付いているではないか!
どういう事だ!今頃気づきましたが、次回部活にいったらぼやいてみたいと思います。

活動場所の入口にはアンパンマン。


新潟青陵大学箏曲部は、今年度いろいろな場面で演奏できそうです。
今月末は古町で。秋には学園祭。そして11月3日の新潟市三曲連盟の演奏会にも出させていただけます。

とても明るく、しかし真面目で礼儀正しい学生たち。これから一層気合を入れて練習しないとね。そして女子力高めようね(笑)

新潟青陵大学箏曲部、(私ともども)どうぞご贔屓に!



武藤祥圃HP

2016年7月6日水曜日

本堂じょんのびこんさーと at 改観寺

3日(日)、新潟市秋葉区の改観寺の本堂で「じょんのびコンサート」がありました。
昼・夜の二回公演。合わせて約250名の方が聴きに来てくださいました。

共演したのは、ヴァイオリンの廣川抄子さんとチェロの渋谷陽子さん。


第一部の幕開けはモーツァルトの『フィガロの結婚』より“恋とはどんなもの”

その後は箏。自作の「回向」
浄土真宗宗祖の親鸞聖人に和讃を歌詞にした曲です。
美声で観客を魅了したとかしないとか(笑)

そしてヴァイオリン・チェロでヘンデル作曲「パッサカリア」

それから3人でピアソラ作曲の「オブリビオン」。タンゴの曲。
アンケートを見ると、これが一番好評だったようです。

第一部最後は・・・
今が旬の「〇〇丸」(←クイズです(笑))のテーマ曲。
十七弦を使ってみました。


そして第二部は、このコンサートの真骨頂。改観寺のご住職が脚本・演出・主演の音楽劇。
今回は「野辺のうた~良寛のしらべ~」

新潟が誇る、僧侶でありながら詩歌にも秀で、あまりの純粋さから生き仏と称された良寛。
この良寛の膨大な歌から14首を選別して小西奈雅子先生が作曲されたか歌曲集を、ヴァイオリン・チェロ・箏で編曲し、演劇に仕立てました。
奥にいらっしゃるのがご住職さま。
スクリーンには和歌などが投影されました。


ちびっ子の熱演も目玉の一つで、大好評!
かわいい男の子3人なのですが、一応モザイクかけました(笑)
これは、子どもたちが凧揚げをしている時、なかなか高くあがらない凧を良寛様が見て、その凧に「天上大風」と書くと、高くあがったというエピソードの部分です。
左奥のツルツル頭の子が良寛さま、手前の二人は村の子ども。凧が高く上がったので「ワーイ!ワーイ!」と喜んでいる所です。

最後は良寛さまの故郷出雲崎からも見える佐渡が歌詞にある「砂山」をお客様と一緒に合唱してじょんのびとしたコンサートを終えました。

このコンサート、今回で12回目だそうです。私はこの度2回目のご縁をいただきました。人の心が通う素敵なお寺でのコンサート、また演奏できる日があるといいな~

お越しくださった皆さま、有難うございました!


武藤祥圃HP