2017年12月31日日曜日

一年間有難うございました

今年もあと2時間をきりました。
紅白を観ながら、今年の手帳を見ながら書いています。


今年も色々なことをやってきたね。

平井堅、いいね。


でも紅白よ、もっと余韻をくれ!
そこだよ、足りないのは!NHKよ!!

椎名林檎もいいね。
オリンピックの開会式で日本をアピールするのは椎名林檎がいいと思う。

中途半端に日本の伝統芸能なんぞ出なくてよい。




~お酒と、大晦日という不思議なテンションが言わせてます~





ま、それはおいておき。



今年も日々起きる出来事、巡り合ったご縁、いただいたお仕事を、自分なりに精一杯乗り越え、感謝して、楽しみ、そして最高のパフォーマンスができるように努めてきました。

お陰様であっという間の一年を過ごすことができました。



そりゃ不満なことだってありましたよ。何言ってんのお前、は?みたいな。それを俺に言うか?みたいな。あんたはどうなのさ。みたいな。


でも、それもみんな自分の糧になるのだろうと信じています。





~お酒と、大晦日という不思議なテンションが言わせてます~




来年の目標は色々あります。

新しく始まること。
また2019年、〇〇元年の秋にあるいくつかの大きな事業向けて、その基礎をきちっと固めること。

与えられたことを精一杯こなしていく。

そして、今年自分に欠けていたと思われる、自分が自分であることの所以であることをやる。具体的には自分の胸に秘めておきます。


ただ、ブログはマメに書きたいと思います(''◇'')ゞ
そして新年度にむけてホームページが大リニューアルの予感(笑)



本当に取り留めのない今年最後のブログでした。




~お酒と、大晦日という不思議なテンションが言わせました~





皆さま、よいお年をお迎えください。







2017年12月30日土曜日

歳神様いらっしゃい

今日は30日。我が家のお正月準備は済みました。
28日にはまだ大掃除が済んでなかったので、大安の今日となりました。



歳神様をお迎えする準備はできたし、今晩はレコード大賞だし、明日は紅白だし!

いやー、年末感もりもり!


といきたいのですが、先日書いた冬休みの宿題が大きく肩にのしかかっていて、いまいち盛り上がれません・・・



ま、とりあえずビールでも飲むか(笑)

え、大丈夫?

ん、年賀状? ナニソレ。


2017年12月28日木曜日

【ご案内】新潟アルス・ノーヴァ 新春ファミリーコンサート

今年も残すところあと3日となりました。忘年会に大掃除、新年を迎える準備など、皆さん大忙しだと思います。

さて、今年に続き、新潟アルス・ノーヴァさんの新春ファミリーコンサートにお声がけいただいて出演します。

これは今年の演奏会の模様です。

さて、来年は・・・


トリッチ トラッチ ポルカ(J.シュトラウス)、私のお父さま・誰も寝てはならぬ(プッチーニ)、G線上のアリア(バッハ)、動物の謝肉祭(サン・サーンス)などがあります。
私は、独奏で「ロンドンの夜の雨」(宮城道雄)、新潟アルス・ノーヴァさんと共演で「六段の調」(八橋検校作曲・小西奈雅子編曲)に出演します。

2018年1月7日(日)14時開演(13時半開場)
新潟市音楽文化会館ホール
一般:2,000円、親子ペア:3,000円、小中高生:1,500円(当日各500円増)


チケットは音楽文化会館や伊勢丹、ヤマハなどで扱っていますが、私にご一報くださっても構いません。

お正月らしい華やかな雰囲気のコンサートです。
皆さんのお越しをお待ちしております!



2017年12月27日水曜日

クリスマスプレゼント&冬休みの宿題

今年も新宿区立戸塚第二小学校で4年生の“箏にチャレンジ!”の授業を行いました。

これは『総合的な学習の時間』という授業内で行われ、4年生が9時間の授業で箏を練習し、その成果を全校朝会で発表するというもので、戸塚第二小学校では恒例の取り組みです。

この指導に携わって今年で3年目です。試行錯誤して効率的に習得してもらう方法や指導法を考えてきましたが、だいたい形ができあがった感じです。

11月16日から授業を開始し、12月13日の発表を目指して練習しました。
箏の歴史や基本的なことを説明するところから始めて、最初は基礎練習。そして「さくら」の練習。

今年の4年生は50名。1面の箏を2~3名で共有して練習しました。
こんな感じです。ちょっとカオスな状況ではあります(笑)




しっかり力を入れて弾くことに加えて、押し手やスクイ爪、グリッサンドも取り入れて編曲しました。押し手はなんとかできるようになりましたが、スクイ爪はちょっと難しかったようです。

そして発表の日。7時半に登校(笑)し、楽器を並べ調弦し、8時からリハーサル。そして8時30分から本番。


みんな緊張していたようですが、いままで精一杯練習した成果を全校児童や先生方、保護者の皆さんの前で発表し、達成感を味わっていたようです。

後日子どもたちの感想をもらいました。

開くと全員が一言書いた紙が貼られていました。


いやぁ、うれしいですね。こういうものを読むと、教える側の発言や行動というものが子どもたちに与える影響がいかに大きいか、子どもの好奇心を呼び起こす教育の大切さがよく分かります。

ここ数年、大学や小学校での様々な授業をするようになりましたが、“教育”というもの何のかということが少し実感できるようになった気がします。
「教育のできる箏演奏家」、ちょっと目指してみるか。


これでめでたく年越し!


といけばよいのですが、今年の冬休みは大きな宿題があります。

来年あたりに出版される予定の本に寄稿しなくてはならず・・・
その締め切りが1月10日。

年明けには演奏会が2つあるし・・・


有難いことですが、気が重い年末年始になりそうです。









2017年12月12日火曜日

《12/27写真追加!》(公社)日本尺八連盟東京支部講習会

10日(日)、公益社団法人日本尺八連盟東京支部さんの合奏講習会に講師として呼んでいただき、講習をしてきました。

会場は中野区の中野氷川神社。ここは箏や尺八の合奏勉強会などでよく使われる場所で、私も以前何回かお邪魔したことがありました。二階が広間になっていて、ばっちり床暖房。冬の寒い時期には有難い、ともすると暑い(笑)会場です。


東京支部長の浅見桜雨山先生とお付き合いがある関係で、今回このような機会をいただきました。

「松風」と「寿くらべ」の2曲。それぞれ2時間ずつの講習でした。山田流の成り立ちや、それぞれの曲の作曲者について、曲の解説、歌詞とその解釈などのお話をしたり、山田流独特の緩急の様々なパターンを実践を交えてお話したり、合奏したり、とかなりマニアックな内容となりました。

講習の休憩時間に撮った記念写真です。「山田流箏曲との出会い」素敵なタイトルです!
中段の真ん中が、浅見桜雨山師、その右が一緒に講師をした樋口千清代さん、その右が黒田煌山師。浅見師の左は私、その隣は私のお弟子さんの前田さん、そしてその隣は鯉江丈山師。

浅見師。

そして講習の様子です。


生田流に比べると人口が圧倒的に少ない山田流、また唄が主で緩急も多いせいで、尺八の方は、とっつきにくいイメージを持ってしまう傾向があるようですが、案外パターンは決まっているので、そのルールさえ覚えてしまえば、あとは歌詞の物語や内容を楽しみながら吹いていただけると思いますので、ぜひ山田流をご贔屓ください!(笑)

私自身とても勉強になる講習会でした。
有難うございました。

2017年12月9日土曜日

【演奏会報告】クリスマスコンサート at 茅ヶ崎

今年もあと三週間。なにやら世の中も浮足立ってせわしい感じになってきました。この雰囲気、嫌いじゃないです。

さて、この間の日曜日3日に茅ヶ崎で「クリスマスコンサート」がありました。
尺八・箏・ピアノのコラボレーションで様々な曲を演奏して、一足早いクリスマス気分を味わっていただこう!という企画のコンサートでした。

が、なんと、当日の朝、ピアニストが急病で倒れてしまい会場に来れなくなってしまうというハプニングがあり、当日急遽プログラムを差し替えて、箏と尺八による邦楽の美味しいとこどり的な演奏会となりました。

このコンサートの主催者はこの方。琴古流の吉田長生(ながお)さん。

三曲関係者であればご存知の方も多いと思いますが、明治大正と活躍し春の海でも有名な尺八家吉田晴風さん。彼はその曽孫さんです。彼が藝大の別科に通っている時に私も大学院とその後助手で藝大に通っていた、という縁です。今年はよく声をかけてもらって、何度か一緒に演奏させてもらいました。

尺八のソロや

箏のソロ、八橋検校「六段調」や中能島欣一「小舞曲」。

そして合奏。吉田晴風「祈り」「かもめ」

あーだこーだ、とお話もして、時には漫才のようなこともして(笑)


最後は杵屋正邦「明鏡」


なんとか無事2回の公演が終了。
これは記念撮影をしようと準備をしているところ。やはり気になるのは襟元のようで、はからずも同じポーズ。

そして撮った画像はこの日記の一番最初に載せた写真です(笑)

打ち上げは辻堂のおでん屋さん「なぎさ」さん。とても美味しいおでんやお料理でした!


今年の「演奏会」はこれで終了!

あ、演奏会以外の仕事はまだまだありますからね(笑)










2017年12月1日金曜日

「平成」あと1年5か月で終わり

という見出しのニュースが、今日は多かったですね。
とても感慨深い一日でした。

「昭和」から「平成」になった時のこと、今でも鮮明に覚えています。
昭和最後の日、昭和64年1月7日は土曜日でしたよね。
当時の私は中学3年生。高校受験を目前に控えており、通っている塾の模試の日でした。

こう言っては不謹慎ですが、「天皇」が亡くなるという初の経験なので、昭和天皇の崩御からどういう流れで時代が変わっていくのか、模試なんか受けていられないくらいとても興味深く関心がありました。

なんと言っても、生まれてからずっと使ってきた(と言っても15年間ですが)「昭和」に代わる新しい元号が何になるのか、は最大の関心事でした。

塾の隣にはモスバーガーがあり、そこのテレビが外から見えたので、休み時間に外に出てまだ発表されていないかどうかテレビを見に行った記憶があります。まあ結果として、新元号が発表されたのは模試が終わって帰宅してからでしたけどね。

当時の官房長官、小渕さんが発表しましたね。

(その時の記者会見で、どこかの記者が、発表で使われた額縁に入っていた、上の画像の「平成」の字を誰が書いたのか?という質問をし、小渕さんがあたふたしていた記憶もあります。)

その日のスーパーのBGMはアルビノーニのアダージョだったこと、某テレビ局の夜の10時からやっていた報道番組で、その日たまたまベートーヴェンの第9のリハーサルをしていた、という会場にインタビューに行き、リハーサルの終わった人へ「今のご気分は?」と質問し、「晴れやかな気分です」というような内容の答えを、さも昭和天皇が亡くなった感想のような印象を与えるように放送していたこと、その日の夕刊や翌日の朝刊の新聞のテレビ欄が「未定」と書かれて真っ白だったこと・・・
断片的ですが色々思い出します。


そして深夜の12時、テレビの画面には富士山の映像が出て、「平成」の大きな文字が映し出されました。
一人の人、しかも日本の象徴であった方が亡くなったという悲しみに包まれた状況でありながら、新しい時代が始まった、という言いようがない期待というか明るさを、何となく矛盾の気持ちを抱きながら感じました。

「天皇が亡くなった時に元号が変わる」

これが、今回は違うわけです。
天皇陛下がお元気で、その中で天皇の位を皇太子さまにお譲りになって改元される。
なんともお目出度い。

こんなことを書くともっと不謹慎ですが、そんな気持ちを国民に持たせてくださる今の天皇陛下の茶目っ気というか、洒落っ気が大好きです。


でも、30年使った「平成」があと1年5か月で終わることが決まり、しかもそれが今年があとひと月で終わるという今日決まった事も相まって、少々感傷に浸っています。

次の新しい時代に向けて、大きな総括をすべき期間になるのでしょうね。


なにはともあれこれからの1年5か月の間天皇陛下がお元気で、位を譲られたその後の人生を、思う存分に有意義に過ごされることを祈ります。





そういえば、今日の皇室会議の映像に官房長官もいましたよね。官房長官って皇室会議のメンバーでしたっけ?正式なメンバーではないから、机が他の人と違う、とか、なんとか、という席だ、とか、色々理由はあるのでしょうが、無駄な憶測や疑念を抱かずに、きちんと法律に則って、そして気持ちよく新しい時代が迎えられるようにすることも、為政者の義務でしょうし、そうであってほしいと切に願います。


そしてこのような日記を、久ーしぶりに明日対外的に人に会う予定がないので、にんにく祭を開催しお酒を片手に書いたという不謹慎を一番反省しています。









2017年11月24日金曜日

【演奏会報告】新潟県文化祭2017 第40回記念邦楽演奏会

毎年11月の第三日曜日は、新潟県邦楽連盟の演奏会です。
今年は長岡市の長岡リリックホールのシアターが会場でした。

今年の私たち箏曲松濤會の演奏した曲は、自作曲の「三番叟協奏曲」。
この演奏会が今回40回という記念演奏会だったので、祝儀曲として最も格調の高い曲の一つである「三番叟」をモチーフにした、この曲を演奏しました。
独奏箏・箏Ⅰ・箏Ⅱ・十七絃の四部合奏曲です。
曲が終わって幕が下りる時に、「素晴らしい!」という声が聞こえてうれしくなりました。


その他、都山流の剣照山会さんの助演で菊末検校作曲「嵯峨の秋」にも出演しました。




いつものこの演奏会であれば、各団体の演奏だけのプログラムなのですが、40回記念ということで、第二部を特別企画で記念曲を3曲演奏しました。




まず1曲目は、新潟県立小千谷高等学校箏曲部の皆さんの演奏。
ごめんなさ、画像ないです・・・




2曲目は連盟役員有志の演奏ということで、三ツ橋勾当作曲「松竹梅」。
名前からしてもおめでたい曲です。

箏 武藤祥圃
三絃 池田聡子
尺八 増井峯庸
池田さんは生田流、私は山田流。同じ曲でも流派が違うと、曲の解釈にも違いがあります。ノル(次第に速くする)場所、シメル(落ち着く)場所、メロディーも違ったりするのです。今回は曲のノリ(テンポ)は池田さんが私に、唄の歌詞やメロディーは私が池田さんに合わせました。
練習が2回しかできなかったので、本番は少々不安でしたが、その緊張感がいい方向にでたようです。




そして3曲目は、連盟が合同で演奏する、という初の試みでした。
自作曲「秋景二章」を、新潟県邦楽連盟の箏曲生田流・山田流、尺八琴古流・都山流の会員の有志67名が演奏しました。光崎検校の「五段砧」、藤尾勾当の「虫の音」をモチーフにした、箏Ⅰ・箏Ⅱ・十七絃・尺八の合奏曲です。


9月の初めから地区ごとの講習会、全体での練習をやって本番を迎えました。この合同曲は来年もやります。連盟の結束力も一層育まれるのではないかと思います。そして、再来年新潟で開催される国民文化祭では、新潟を全国にアピールできるような演奏ができるようにしたいと思っています。皆さん、頑張りましょう!


終演後、箏曲松濤會の出演者で記念撮影。

その後は、長岡駅近くの「魚藤(うおとう)」さんで懇親会。


これは始まる前です。始まった後は、飲んで食べてで写真を撮っているどころではありませんので、宴会中の写真はないですよ(笑)


この演奏会、11月の第三日曜、うっかりすると新潟の天気は荒れます。今年はそのうっかりの年でした。

新潟を出発した時は、曇りで気温は4度。しかし長岡に近づくにつれて気温は下がり、白いものが降り始め・・・



演奏会が終わった時にはうっすら積り・・・


宴会終了後にはご覧の通りの銀世界。びっくりでした。


来年は上越市での開催。そして再来年は国民文化祭。
新潟県邦楽連盟、忙しくなりますよ~。



2017年11月22日水曜日

〇〇サブレ

サブレ

Wikipediaではこう説明されています。

サブレー(仏: sablé)とは、ビスケットの一種であり、サックリとした食感とバターの風味が特徴の洋菓子である。
ビスケットの多くは、バター(又はショートニング)と薄力粉の配合比率を、1:2の割合(あくまでも目安)で作るが、サブレーは、ほぼ1:1で作る。これにより特徴的な風味と食感が生まれる。
家庭でも簡単に作ることが出来るが、土産品として売られている商品も多く、有名なサブレーとしては、鎌倉の鳩サブレー、東京や福岡のひよ子サブレー、名古屋のぴよりんサブレ等がある。

なるほど。バターと薄力粉の配分の違いなわけか。


鳩サブレとひよ子サブレーは有名ですね。

まず鳩サブレ。豊島屋さんのHPの画像です。

ひよ子サブレー。
まず東京ひよ子サブレー。吉野堂さんのHPより。

こちらは博多ひよ子サブレー。同じく吉野堂さんのHPより。

かわいいし、おいしそうですね~。

今回は他のサブレを2つご紹介。

まず、先日いただいた「かしわざき鯛サブレ」。新潟県柏崎市にある最上屋さんというお菓子やさんが出しているようです。
厚みがあり、サブレの甘味と適度に振られた塩のバランスがとてもよく美味しかったです。はい、写真を撮った後に食べたので、もうないです。

もう一つは、先日行った奈良でみつけたサブレ。
「鹿サブレ」横田福栄堂というお菓子屋さんのようです。

包みと中身。包みの鹿は、なかなか繊細な感じですが、中身は頭が随分反り返ってます。角を体に付けないと割れやすくなるんでしょうね(笑)
形がなかなか面白いですね。サクっとした食感で美味しかったです。

実物の鹿。

奈良公園の近くは、本当にそこらへんにいるんですね。
鹿がしかもかいました。(訳 「鹿がかなりいました。」)新潟弁です。

はい、ここまで。












2017年11月15日水曜日

【演奏会告知】新潟県文化祭2017 第40回記念 邦楽演奏会

新潟県邦楽連盟が主催する、第40回記念 邦楽演奏会のお知らせです。


毎年新潟、長岡、上越を持ち回りで開催している演奏会ですが、今年は長岡での開催です。
いつもは各団体の演奏発表だけなのですが、今年は演奏会が40回を迎えるので、それを記念して二部構成となっていて、第一部は各団体の演奏、そして第二部は特別企画です。



私たち箏曲松濤會は第一部で2曲演奏します。

5番「嵯峨の秋」(12:00頃)、都山流の剣照山会さんの助演です。

そして、12番「三番叟協奏曲」(14:00頃)、これは箏曲松濤會の出し物です。一昨年作曲したものです。前々回のブログで書いた、11月5日に演奏会をされた箏曲真和会の真田雅晶先生の委嘱で作りました。独奏箏・箏Ⅰ・箏Ⅱ・十七絃の合奏曲です。
ノリノリで楽しいですよ。高校や大学の箏曲部で人気出そうじゃない?と密かに思っています(笑)



第二部の特別企画は3曲あります。

1曲目は、新潟県立小千谷高等学校箏曲部の皆さんが演奏してくださいます。吉崎克彦作曲「月下美人」です。


2曲目は、40回のお祝いということで三ツ橋勾当作曲「松竹梅」(15:20頃)。
箏 武藤祥圃
三絃 池田聡子
尺八 増井峯庸
新潟県邦楽連盟の役員を代表して、この三人で演奏します。


そして3曲目は、新潟県邦楽連盟会員の合同曲です。曲は、自作の「秋景二章」。

新潟県邦楽連盟として初めて流派や社中の垣根を越えて合同演奏をします。今回が40回の記念(くどい?(笑))ということもありますが、実は再来年、国民文化祭が新潟県で開催されます。その中では「邦楽の祭典」というものがあり、全国から三曲の団体が一堂に会して演奏を繰り広げます。その際、開催県ですし、そこはひとつ大合奏をして、新潟の邦楽力をドーンとアピールしたいと思っています。そこで、今年から合同で演奏する練習をして、国民文化祭に向けて会員の気分も高めていこう!という訳です。
箏曲生田流・山田流、尺八琴古流・都山流の合同、約70名で演奏します。

先日の合同練習の時の様子です。



しかし、

実のところ、全員が舞台に乗り切るか心配しています( ゚Д゚)

皆さん、幕間がスムーズにいって、全員が舞台に乗るように祈って下さい<m(__)m>
切実です<m(__)m><m(__)m>



今日現在の週間予報では、日曜日の天気に雪マークが付いていますが、晴れないまでも、天候が荒れないといいな、と思っています。

皆さん、ぜひお越しください。

そして、演奏を聴いたあとは、こちらへ!長岡へ行ったら立ち寄りたいお菓子屋さんを二か所ご紹介。
紅屋重正さんの大手饅頭
ミルフィーユ専門店のParisパイさん


ほら、長岡へ行ってみたくなったでしょ?

とにかくお待ちしております(笑)



新潟県文化祭2017
第40回記念 邦楽演奏会

11月19日(日) 午前11時開演 午前10時30分開場
長岡リリックホール シアター
入場料 1,000円 高校生以下無料



2017年11月12日日曜日

流祖 山田検校 没後200年記念 奉納演奏

山田流箏曲の流祖である山田検校は、宝暦7年に生まれて文化14年に亡くなりました。
って言ってもパッと分からないですが、西暦にすると、1757年に生まれて1817年に亡くなっています。

今年は2017年。

ということは・・・

今年は山田検校の生誕260年で、没後200年という記念の年!

山田検校が初めて作曲したと言われている曲が「江の島曲」ということで、江の島の奥津宮には銅像もあります。そんなことで、江の島には特別の思い入れがあります。

それが、色々なチャンスに恵まれて、流祖の銅像のある江の島で奉納演奏をすることができました。山田流箏曲人として大変感慨深く、得難い経験となりました。

演奏したメンバーは、演奏のベストパートナーである樋口千清代さんと、琴古流の吉田長生さん。吉田さんはここが地元なので、今回の話を進めてくれました。

奉納演奏をしたのは10月12日、この日は夏かと思うくらいの暑い日でした。
辺津宮の社殿のまえにはこのような看板が。

この中で演奏したのですが、演奏の前には「報告祭」が執り行われました。気が引き締まります。


15分ほどの報告祭が終わり、演奏となりましたが、事前の告知や観光客の方など約70名の方がともに参加しました。

まずは尺八独奏。曲は、吉田さんの曽祖父である吉田晴風作曲の「祈り」

そして、山田検校の作品を3曲。
まず私が、山田流独自の組歌としては唯一の「初音曲(はつねのきょく)」を。

そして樋口さんが「布袋(ほてい)}を三絃の独奏で。

そして、「江の島曲(えのしまのきょく)」

「江の島曲」の歌詞です。
〔前弾〕
春過ぎて 今ぞ初めの夏衣 軽(かろ)き袂が浦風に 長戸(しなど)の追風(おいて)そよそよと 福寿円満限りなき 誓いの海のそれならで 干潟(ひかた)となればいと易く 歩みを運ぶ江の島の 絵にも及ばぬ眺めかな 
水は山の影を含み 山は水の心に任す 神仙の岩屋 名に聞えたる蓬莱洞 峙(そばだ)つ岩根峨々(がが)として 随縁真如の波の声 心も澄める折からに 海人の子供のうち群れて 磯馴(そな)れ小唄も貝づくし
〔合の手〕
君が姿を見染めて染めて 引く袖貝(そでがい)を振り払う 恋は鮑の片思い 徒(あだ)し徒波(あだなみ)桜貝 梅の花貝その身は酢(す)いな 粋な酢貝(すがい)は男の心 こちは姫貝一筋な 女心(おうなごころ)はそうじゃないわいな〔合〕いつか逢瀬(おうせ)の床伏(とこぶ)しに 逢(お)うて離れぬ蛤の その月日貝(つきひがい)馬刀貝(まてがい)と 言うを頼みの妹背貝(いもせがい) 唄う一節恋の海。
かの深沢の悪龍(あくりょう)も 妙(たえ)なる天女の神徳(しんとく)に たちまち一念発起して 永(なが)く誓いを龍(たつ)の口 昔の跡をぞとどめける 幾千代(いくちよ)も 尽きせじ尽きじこの島の 磯(いそ)山松(やままつ)を吹く風 〔合〕岩根に寄する波までも さながら夏風楽(かふうらく) 青海波(せいがいは)を奏すなり。
〔楽〕
道理(ことわり)なれや名にし負(お)う 妙音菩薩(みょうおんぼさつ)の調べの糸 永く伝えて富貴自在(ふきじざい) 寿命長久(じゅみょうちょうきゅう)繁栄(はんえい)を 守らせ給う御神の 広き恵ぞ有難き 広き恵みぞ有難き

演奏後に記念撮影。
江島神社の相原圀彦宮司さまと。


前列の右側に座っていらっしゃる5名の方々は、今回の奉納演奏に際してご尽力いただいた皆さまです。ちなみに、右から三番目の男性の方は、江の島の参道にある女夫(めおと)饅頭の老舗「紀の国屋本店」のご主人。江の島振興連絡協議会の会長さんです。
お店ではこのような感じで笑顔の素敵な方です。江の島に行った時にはぜひお立ち寄りください!出来立てのお饅頭がいただけます。夏は一口アイス最中も絶品!

東京新聞の記者さんもいらっしゃていて、記事にしてくださいました。
記事はこちらです。


記念撮影の後は、後先になりましたが、山田検校にご報告を。江の島を登ります。
後ろ姿は珍しいショットですので載せましょう。
決して新郎の両親ではありませんので(笑)

登ったり下ったり。そして暑い。左の店に入ってビールを飲みたかったです・・・

はい、到着。

これが山田検校の銅像です。

この山田検校、大変な美声だったようです。また、当時江戸を中心に数千人の門下生がいたということです。山田流が再び大流行するように頑張らねば。

地元のJCOMのインタビューを受けたり。

最後に、今回のメンバーのショットを2枚。


美男美女で演奏に伺います。ご用命お待ちしております(笑)