2018年7月31日火曜日

【演奏会告知】響~あなたがまだ見ぬ箏の世界

七月も今日でおしまい!
しかし、もう結構!というほどの暑さを毎日感じていると、もう八月も終わりころかと思ってしまいます。

さて、今日は私の演奏会のお知らせです。

響 あなたがまだ見ぬ箏の世界

日時 8月4日(土) 午後2時~(開場 午後1時15分)
会場 黒埼市民会館ホール
料金 (一般)1,000円・(小中学生)500円 ※未就学児は入場不可



新潟大学教育学部「音楽学・音楽マネジメント研究室」が企画・運営を担当し、「地域と大学連携プロジェクト in 西区」という新潟市西区の組織が主催です。
昨年依頼を受け、それからこの研究室の教授である横坂康彦先生や研究室の学生さんたちと相談を重ねて、土曜日に本番を迎えます。

いやー、企画や運営などの諸々をお任せしてこちらは演奏に専念できる、というのは非常にいいものです。

さて、箏の音楽というのは、“三曲”と言われるように、箏と三絃(三味線)と尺八の三つの楽器による合奏で音楽が成り立っています。特に山田流は九分九厘が浄瑠璃的な歌曲で、箏二面、三絃一挺で展開していきます。元来独奏曲は多くないのです。段ものと、組歌くらいで、それらを合わせても20曲あるどうか、といったものです。(現代曲までいれればもっとありますが、なにせ私は古典人間なので。)

最近さぼっていますが、以前私の演奏会に来た方が、ブログのコンサート評で「武藤さんのソロの曲がなかった」というようなことをお書きになっていたのですが、そりゃそうなんですよ。このような理由で。ただ、洋楽慣れをしている方にとっては、リサイタルと言っておきながらソロがない、というのは違和感があるようです。

なので!今回は独演での演奏会です。洋楽的に言う“リサイタル”です。
どうだ、箏にだってできるんだからな!(笑)というところをご覧に入れたいと思います。
そんな珍しい演奏会です。

演奏曲目は・・・
八橋検校作曲「六段調」、山田検校作曲「初音曲」、宮城道雄作曲「ロンドンの夜の雨」、中能島欣一作曲「三つの断章」、武藤祥圃編曲「さくら」。また、1曲だけピアノと共演します。ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」

古典から現代まで、歌曲から器楽曲、そして西洋の曲、とバラエティーに富んでいます。
箏という楽器のフレキシビリティや奥深さをお伝えできたらと思います。

当日は学生さんによるおもてなしや、楽器の展示もあるようです。
是非お越しください。

お申し込みは・・・

新潟市役所コールセンター
025-243-4894(8:00~21:00)
電話で申し込みの上、当日受付で支払いということです。
また新潟大学西門から会場へのシャトルバスもありますので、ご利用ください。


では、ごきげんよう。