2021年12月31日金曜日

和楽器オーケストラあいおい 西脇公演

早いもので本日は大つごもり。コロナコロナに明け暮れた今年も、まもなく終了します。


思い起こすと、昨年の大みそかに東京の新規感染者が初めて1,000人を超えたんでしたね。1,300人くらいだったと思います。これからどうなっていくのだろう・・・という不安の中での年越しでした。年明け早々緊急事態宣言が出て、夏過ぎまでずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとそんな状況。今年前半は演奏会なんてほとんどなく、後半も夏の感染爆発で中止や延期のオンパレード。 しかし秋からは陽性判明者が低く抑えられていて、年末から色々動き出し、来年の仕事はようやく通常に近づいていく予感がしています。


ここ最近はオミクロン株の話題が出ていますが、いままでとは脅威がちょっと違ってきたのは、私が「このまま普通の風邪のウィルスに変異していってくれ!」と念じたおかげです。嘘です(笑)。ただ、そういうところをよく見極めて、過剰に恐れて、過剰に委縮し、過剰に自粛することのないようにしたいものです。


さて、そんなこんなの今年の仕事納めは、おととし仲間に入れてもらった「和楽器オーケストラあいおい」の西脇公演でした。

これは本来9月に開催される予定でしたが、コロナの感染拡大で延期になったものです。配信公演と邦楽講習会、本公演での構成でした。9月であればすべてに参加する予定だったのですが、延期された日程の都合上、邦楽講習会と本公演に参加しました。


26日は西脇に移動するだけだったので、15時東京発ののぞみに乗車。


大寒波による大雪のため名古屋~京都間は原則運転。15分遅れで新大阪到着。そこから高速バスにのり兵庫県西脇市へ。19:30頃に到着。そしてホテルでだらだら。


27日は午前中は邦楽講習会のリハーサルと、その講習会。会場のアピカホールで開催されている邦楽教室の受講生さんが対象のもので、古典における流派の違いということで、生田流は「茶音頭(山田流では茶の湯音頭)」の説明や三曲合奏の際の尺八の琴古流と都山流の違いの説明と演奏、山田流は、生田流との違いの説明し、「熊野(ゆや)」の説明と演奏をしました。藝大ではそれぞれ一学年違いだった三人。当初二人での演奏予定でしたが、裏声が心もとない私を助けてもらうため、先輩(真ん中の方)に入ってもらい、今回の「チーム山田」オールスターで。


午後は本公演のリハーサル。6時ころまでみっちりと。

そして28日は午前午後の二公演。
古典やジャズナンバー、オリジナル曲などバラエティーに富んだプログラム。
お客さんも飽きないと思いますし、演奏するほうも、古典を演奏する楽しさと大合奏をする楽しさを味わえる、いい公演です。

これは山田流の古典「竹生島」


そして大合奏。

今回私はすべて三味線でした。

箏、三味線、尺八だけではなく、十七絃や・・・

二十五絃や・・・

琵琶や・・・

笛や打楽器もたくさん。

これはどういう状況で撮影されたのか分らぬままの一枚。

これはビッグバンドの名曲「In the Mood」
箏は弾き唄いしますが、これはそれとは違う種類の歌ですな。シュビドゥワッ♪

こちらは今回初お目見えの「パイレーツ・オブ・カリビアン」。ギターがかっこいい。

もう同窓会。というか、藝大定期の時のよう。

メンバーのサイン。


ともすると内向きになりがちだった今年最後の仕事としては、これ以上ないくらい楽しい仕事で一年を締めくくれました。感謝です。




今年は年男でした。「今日が一生の中で一番若い日」ではありますが、「今日は一生で一番年をとった日」でもあります。今年は今まで以上に老化を感じる年でした。
コロナ時代となって、以前に比べると運動量が激減していることも影響しているものと思われますが、眼に耳に、髪に膝に・・・
そしてこの公演に出かける数日前に首のヘルニアが再発し、左上半身の神経痛がツラいのです(*_*)
苦手な方、ごめんなさい。先日のレントゲン。赤丸のところ、頚椎の5番6番の間が潰れています。これが原因。

しばらく落ち着いていたのになぁ・・・
年明けにMRI検査をしてもらうことになっています。貼り薬とロキソニン漬け(笑)の年末年始となりそうです。



今年一年ご贔屓いただきまして誠に有難う御座いました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


それでは皆さま、よいお年をお迎えください。ご機嫌よう。










2021年12月18日土曜日

茨城県立太田第一高等学校附属中学校

場所は、「助さん、格さん、参りましょうか。カ~ッカッカッカッ」(※この笑い方は懐かしい初代水戸黄門の東野英治郎さん版ですよね。)で有名な水戸光圀公の隠居所である「西山荘(せいざんそう)」(←ドラマの水戸黄門のシリーズ1話はだいたいここから始まっていたような記憶が。)の近くにある茨城県立太田第一高等学校附属中学校

しばしば共演している室内オーケストラ「新潟ARS NOVA」で以前事務局をされていた方が、今この学校の校長先生をされているご縁で声をかけていただき、14日(火)に箏の授業をしてきました。

高校の方は120年の歴史があるそうですが、附属中学校は一昨年創立されて、今は1,2年生だけだそうです。今回はそれぞれ50分の授業をしました。なにせ時間が短いので、知識的なことは教科書を読めばよいので、その内容は省き、さらにそれ以外の演奏者からの視点での箏の面白さのような豆知識的なことは、あらかじめ作った動画を観ておいてもらい、当日はデモンストレーション演奏と体験を中心に。




どちらの学年も食いつきがよく(笑)、自分的には印象に残る授業ができたのではないかと思っています。そうそう、この学校にあった箏は長さが150㎝のちょっとコンパクトなものでした。(通常は180㎝あります。)初めて弾きましたが、音は普通の箏と変わりありませんでした。子どもの導入期や、また現在の住宅事情を考えると、これもありなのではないか?と思います。


さて、それはそうと、新潟以外の地方に行くのは久しぶり。ちょっとした旅でした。当日は8:00上野駅発の特急ひたち3号に乗り、まず水戸へ。

そこから水郡線郡山行きに乗り、上菅谷駅で常陸太田行き乗り換え。
2番線に着いて、線路を横切って3番線へ。


そして9:59常陸太田駅到着。自撮りを。

インスタのストーリーには、一応目線をいれました笑

常陸太田駅からバスに乗ろうと思っていたのですが、学校までは約2キロらしいので徒歩で。歴史を感じる建物も多く美しい街並みでした。



東日本大震災の爪痕もまだ残っていたり。



この辺一帯は巨大な丘になっていて、鯨ケ丘と言われているそうです。

ん?
なになに?


武藤建設?


何かの縁であろう、と、一応自撮り。

学校に到着して、授業をする部屋がある建物に行くと、ここにも。
例によって一応自撮り。

その他にも、なんか「武藤」の文字が至る所にありました。なぜだろう。今度ちょっと調べてみますかな。カッカッカ。

授業が終わって、新潟ARS NOVAの元事務局で、現在太田第一高校附属中学の校長、鈴木清隆先生と。

帰りは雨が降っていたので、常陸太田駅まで送っていただき、そこから水郡線水戸行きで水戸駅へ。そこで一度降りて、お土産を仕入れに。行く途中に目星をつけておいた名産品を購入。
干しいもと納豆。藁に入った納豆なんて久しぶり!


あと、これは音楽の先生からいただいたお菓子。豪華!ごちそうさまでした。

1時間ほど水戸駅の駅ビルエクセルをぶらぶらし、車内でのお楽しみを購入して特急ときわ84号で東京駅へ。
車内のお楽しみはこれ。茨城の地ビール「常陸野ネストビール」。

帰宅したのは20:00頃、楽しい旅でした。


いやいやお前、仕事だろ?



それでは皆さまご機嫌よう。









2021年12月13日月曜日

火の用心

「火」は人間の文明を大きく発展させたものであり、人の文明を一瞬で消し去るものでもあります。なんて大げさな書き出しですが、だんだん寒くなってきて、「火」を使う機会が格段に増えて来ました。 火事と喧嘩は江戸の華!なんて言いますが、現実には火事も喧嘩も大迷惑な話です。

しかし、そんな今日この頃、身近なところで火事や火事騒ぎが増えています。といっても、今年は三の酉はなかったのになぁ。三の酉まである年は火事が多いという話がありますが、それについてはこちらをご覧ください。迷信と分かっていながらも、三の酉まである年は、特別なお守りをいただきますけどね。


ちょうど一週間前の12月6日には、以前住んでいた江東区大島8丁目の家から100mの距離のところで大火事がありました。例の放火事件です。火事現場と以前の家との距離をみて愕然としました。住んでいる時であったら肝を冷やしていたと思います。被害に合われた方々、周辺の方々にはお見舞い申し上げます。


今の家の近所には深川消防署があるので、救急車や消防車のサイレンは比較的多く聞こえてきます。だから慣れっこといえば慣れっこなのですが、一昨日の朝10時前のけたたましいサイレンは、何事か!という感じでした。何台の消防車がきたでしょう。

ここに写っていないところにも多くの消防車がきていたんです。この茶色のマンションの住人もベランダから下を覗いていました。
結局は誤報だったのか、ボヤだったのか、いつのまにか撤収していました。

そして昨日の10時半頃は、まず救急車がきて近所で音が止まり、その後消防車が一台。
これは救急車のお供だったようです。左側の白いマンションで救急要請があったのだと思いますが、詳しくは分かりません。

東大島の大きい火事、そして二日連続で近所での消防車騒ぎ。怖いですねぇ。

かく言う私も、以前マンションの火災報知機を作動させてしまったことがあります。
過去のブログを探したところありました。→これです


年末年始、一層火の用心に気を遣いましょう。
これが、先ほど書いた、三の酉まである年にいただけるお守りです。




それでは皆さまご機嫌よう。






2021年12月1日水曜日

少しも寒くなかった

今日から12月。コロナに振り回され続けた今年ももう少し。せっかく少し明るい兆しが見え始めてきたのに、今度はオミクロン株だと?初めてきいたぞ、オミクロンなんて。確かに気がかりだし心配ではありますが、もう共存するしかないヤツらですから過剰に反応せずに生活していきたいものです。


さて、この間の日曜日、コロナの影響で1年あおずけになっていた劇団四季のアナ雪を観て来ました!

これね!


コロナが拡がってから、自分が舞台上で演奏する機会も演奏や観劇も激減しています。そんな中、やっと落ち着いてきて、1年お預けではあったものの、会場へ足を運び観劇できて、もう感激でしたよぉ。とてもいい舞台でした。音楽も!

会場内は撮影ができないので、劇場へのエスカレーターで撮ったチケットを笑


そして幕間にホットワインを飲んだデッキからの景色。お向かいは勝どきや月島。お隣は浜離宮。いい場所だ。しかも雲一つない青空!


全然アナ雪っぽくないので、一昨年3月にブロードウェイで観た時の写真をどうぞ!(という嫌らしい自慢笑)

まずはタイムズスクエア


そしてFROZENの会場であるST.JAMES劇場


こちらは、開演前や幕間、カーテンコールは撮影可なんです。

開演前。テイストは同じですが、四季の方では、ここに「アナと雪の女王」の文字が映し出されていました。ってか、この劇場内の雰囲気がとてもいいですよね。


例の「少しも寒くないわ」の熱唱の後幕間。
これは第2幕前の舞台。この映像は四季も同じ感じでした。

そしてカーテンコール。大量の雪が客席にも舞い降る中でのスタンディングオベーション。四季は最後の最後に立ってた人がいる感じでした。総じてお行儀のいい観劇風景でした。

そして一番違ったのがこちら。終演からほどなくして役者さんたちが会場をあとにするのですが、出待ちがすごいのなんの。隣も劇場、向かいも劇場という華やかできらびやかな雰囲気で、寒さをわすれるほどでした。本当はすごく寒かったんですけどね。

ちなみに日本はこんな感じでした。静か~~~。ま、昼間だし、コロナ禍だからね。


隣のヤクルトの本社も静かでした。優勝したのがこの前日だったのに笑



それでは皆さまご機嫌よう。お風邪を召しませんように。




このブログを公開しようと思ったところで、吉右衛門さんが亡くなったというニュースが・・・

悲しい。とても悲しい。歌舞伎でも鬼平でも、とても魅了された役者さんでした。弁慶、俊寛、熊谷・・・もう一度観たかったです。

ご冥福をお祈り申し上げます。