2021年1月26日火曜日

箏の超絶技巧!「三つの断章」を聴こう!

 私のYouTubeチャンネル「kotist武藤祥圃の箏部屋」、このブログの読者さんはすでにチャンネル登録お願いをしてくださっていると思いますが、(まだでしたらすぐにでも登録してください!)2回目の動画をアップしました。


中能島欣一作曲のこの曲。箏奏者なら誰もが憧れて挑戦する曲だと思います。この曲の作曲者は山田流箏曲家ですが、最近では山田流の方だけではなく、生田流の方でも演奏する方が多いようです。音楽が広く多くの人に演奏され発信されるのはとてもよいことだと思います。

ずいぶん前に私が生田流の宮城道雄が作曲した「ロンドンの夜の雨」を演奏した際、「やっぱり山田流の爪の音色ではだめよね」(だったか雰囲気が出ないわよねだったか)みたいな事を言われたことがありましたが、そりゃ爪の形が違うんだから音色は違うでしょうよ。あと、音楽には好みがありますから、その人の好みの音ではなかったんでしょうね。

「だから何?それなら楽譜なんか出版しないでご自分の会派の中だけで狭く弾いていけばいいんじゃない?」って思いましたけど。

これを書いていたら、急にこんなエピソードを思い出して熱くなってしまいました(笑)


前半は主に奏法の解説をして、後半に演奏をしています。どうぞご覧ください!(なんか、動画編集スキルがメキメキ上達していきます。)

※YouTube「三つの断章、武藤」で検索できます。


それでは皆さまご機嫌よう。



2021年1月23日土曜日

藤井風という天才

皆さんご存知ですか?「藤井風」というアーティスト。

私、かなりハマっています。というか信仰していると言ってもいいかもしれません。ここまでハマるのは久しぶりです。こういうのは30年ぶり。

その30年前は「陣内大蔵(じんのうちたいぞう)」さん。意味深で知的な歌詞、そして心にスーッと入ってくるメロディー。ファンクラブに入るほど当時かなり心酔した。実家にサインもあります。水曜の深夜2時から4時までやっていたピュアミュージックというFMの番組は毎週聴いていたし(高校時代だな)、ハガキなんかも出して何度か読まれたりもしました。いわゆる青春時代。(前回のブログのように、二度と戻らない青春時代ね。)この陣内さん、数年前にFacebookで繋がっていただいたり、コロナ禍ではオンラインライブで久しぶりに今の歌を聴けて、「やっぱりいい!」とつくづく思いました。

あれから30年!(綾小路きみまろ風に)

去年「藤井風(ふじいかぜ)」というアーティストを知りました。去年のいまころかな、ラジオを聴きながら散歩している時に何度となく流れた「優しさ」という曲。この冒頭が、高校時代に勉強したような和声の聴音(ピアノを聴いて、それを楽譜化する音楽の勉強の1つ)を思わせておきながら、意外なおしゃれな展開をする前奏に心惹かれました。ん?え?なになに?そういくの!?という。その後彼の様々な曲に出会ったいったのだけれど、もうね、歌詞も曲も声もテクニックも半端ないのですよ。まだ20代前半なのに、もう人生を何度か経験しているような、全てを見通して達観しているような。

とにかく一回のブログでこの人のすごさを伝えるのは不可能なのです。もう、あれもこれも今すぐにここにアップして聴いて欲しい!!!!

しかし布教活動(この人の曲には無宗教の私でさえ「神」を感じるので、あえてこの言い方を)のまず始めとして、この「優しさ」をとりあえず観て!


今何を見ていた あなたの夢を見た
優しさに殺(や)られた あの人の木陰で
今何を見ていた あなたの影を見た
優しさに震えた あの腕の中で

温もりに 触れたとき わたしは冷たくて
優しさに 触れたとき わたしは小さくて

この広い世界の中じゃ収まらない
あなたの心 わたし泳ぐだけ

ちっぽけで からっぽで 何にも持ってない
優しさに 触れるたび わたしは恥ずかしい

知らぬ間に 失くしちゃうから
心に深く刻み込んだ あなたの眼差し

今何を見ていた あなたの目を見てた
優しさに殺られた あの人の木陰で
今何を見ていた あなたの影を見た
優しさに震えた あの腕の中で

置き去りにした愛情を 探しに帰って
温もり満ちた感情を いま呼び覚まして
凍えた心が愛に溶けてゆく
花の咲く季節が戻ってくる

今何を見ていた あなたの目を見てた
優しさに殺られた あの人の木陰で
それだけで良かった 何より強かった
優しさでよかった ただそれだけで


それからもう一つ、この人が天才であることがよく分かるカバーという分野。その中からまずは「アダルトちびまる子ちゃん」。誰もが知るこの曲を見事に風色にしている。しかもこの格好で。弾き語りしながら手拍子をも自分でやっちゃって伴奏にしているという。ただ者ではない。


ぜひハマってください。どっぷり浸かってください。

このシリーズは続きます。


それでは皆さまご機嫌よう。

2021年1月22日金曜日

お家でコンサートを

 今年初のコンサートのお知らせです!と言ってもこのご時世ですので配信ですけれどね。

ピアノの相原郁美さん、ソプラノの山下尚子さん、ヴァイオリンの廣川抄子さんと箏の私という異業種交流会的なコンサートです。山下さんから声をかけていただきました。洋風レトロな会場で、出演者は全員着物という、ちょっと明治時代や大正時代(勝手なイメージですけどね(笑))のハイカラであったであろう音楽界を彷彿とさせるような雰囲気です。

ここがどこかと言うと、銀座7丁目にある銀座ライオンの6階にある銀座クラシックホールです。GINZA SIXの隣です。とても趣のあるところでした。そこに本格的な機材が入って撮影を行いました。



本番の映像ではマスクをしていませんが、それ以外はもちろんのこと、リハーサルも当然マスクです。


ということで、昨日公開されました!

プログラムは・・・

1.「シルクロード」のテーマ

ある程度の年齢の方にはとても懐かしい音楽でしょう。私も小さい時に聞いた記憶があります。オリエントな、はるか遠い世界への憧れをいだくような。名曲ですね。

2.さくらくさら~さくら横ちょう

今は寒さの底の時季ですが、春が待ち遠しいですね。今年はお花見できるのかなぁ・・・

3.トルコ行進曲(モーツァルト)

おなじみのあの曲です。どんな展開にるのか?

最初の箏の部分を聴いて「普通じゃん」って思わないでくださいね。同じメロディーでも3回とも違うことやってますから(笑)、よく観察してください。

※ソロコーナー →テーマはヨーロッパ巡り的な

4.ウィーン我が夢の街(ソプラノ)

5.映画「ひまわり」のテーマ(ピアノ)

6.ロンドンの夜の雨(箏)※山下尚子さんのリクエストでした(笑)

7.枯葉(ヴァイオリン)

※クラシックの名曲コーナー

8.アメイジング・グレイス

先日、アメリカの大統領就任式でも歌われていた讃美歌。歌詞の日本語訳が表示されていますが、この曲を選んだ理由がよく分かる感じがします。

9.亡き王女のためのパヴァーヌ

とても好きな曲。地味ですが素敵です。

10.春の海

これは外せないでしょうね。春の海が世界的に有名になるきっかけとなった、宮城道雄とルネ・シュメーよろしく、私と廣川さんで。


※流行りものコーナー(笑)

11.「鬼滅の刃」無限列車編の主題歌 炎(ほむら)

この映画について私は全く流行に乗れていないのですが、下世話なことを言えば、売れる要素を上手いこと取り入れて作ってあるなぁと感心するとともに、それにまんまと乗せられて、気持ちよく弾きました。

宴たけなわではございますが、最後の一曲です。

12.翼(武満徹)

この度初めて知った曲です。ジャジーでとってもオシャレ。素敵。


それではどうぞ、ごゆっくりとご覧くださいませ!



なんかリンクにうまく飛べないような感じなので検索ワードをお教えします。

YouTubeへ行き、「和と洋の出逢い」で検索してください。

そしてぜひ高評価をしてくださいねー!

(上のリンクの▷をクリックしてそのまま観れるのですが、▷のあとに↓の画面になったら赤丸で囲った「YouTube」をクリックして、そこから観ると高評価できます。)




それでは皆さまご機嫌よう。

2021年1月21日木曜日

妄想がとまらない

 今日はちょっとマニアックです。


YouTubeを開いたら表示された動画の1つに

「【大都市にいこう】日本海側の『覇者』新潟が想像の8倍都会だった件~新潟編・前編~」

というものがあり、しかも一週間前にアップされたものにも関わらず9.4万回も再生されているではないですか!早速観ました。大都市、日本海側、覇者、都会。このワードに新潟人は飛びつきます(笑)。そして8倍というのは新潟市の8区(中央・西・東・北・南・江南・秋葉・西蒲)の意味か?

私のように新潟市出身で頻繁に行き来をして(または住んで)いると、年をおうごとに衰退の一途をたどり活気をなくしているのではないか?と思ってしまい、さらにそう思い込んでいる新潟。

しかし、県外の人、特に、このように色々な都市を紹介しているYouTuberが新潟に来て、こんな風に新潟を感じてくれるんだ!と明るい気分になれました。ちょっとでも興味が湧いたらご覧ください。

動画を観ていて、「そこは角田山だけじゃなくて弥彦山も紹介してー!」「そこはまず第四銀行の歴史に言及してー!」などと思いました。そしてこの動画を観た新潟人も同じことを感じるでしょう。また、後半がまだアップされていないので何とも言えませんが、「え、あそこは?」「ここがないじゃないか!」とか、「それを言えないようではダメだ、こいつ。」と思った新潟人がいるでしょ?(新潟人をディスりすぎか?)

しかしですよ、ちょっと考えてごらんなさい。それはね、きっと新潟(県も市も人も)がそこのアピールを怠っているという証拠だと思いますのですよ、私は。その他にはそこまでの交通手段が整備されていない、とか、案内板の整備不足とか。

勉強になるじゃないですか。

新潟人よ、頑張るのじゃ!


「新潟はないもないから・・・」という言葉をよく聞きます。確かにここ数年でも日本海タワーがなくなり、大和がなくなり、レインボータワーがなくなり、新潟ALTAもなくなり、FM PORTは閉局し、三越は閉店し、西堀ローサはスカスカ・・・

でもね、そういう状況だからこそ、仮にも謙遜して「新潟はなにもないから・・・」なんて言っていると、本当にそういう所だと思われます。謙遜も時には大切だし、日本人の美徳dえあることは間違いないです。そうかもしれませんが、今の時代、謙遜よりもアピールしなきゃね。なくなったものは仕方ない。もう戻ってはこないのです。まさに、藝大時代に三絃(三味線)のレッスンをしていただいた山勢松韻先生(当時は司都子先生)がおっしゃった「欠けた撥は青春と同じで戻ってこないのよ。」(弾いていて欠けてしまった高価な象牙撥は、いくら弾き方が悪かったのかしら・・・とか、あんなに力んで弾かなければ・・・などと後悔しても元の形には戻らないのだから仕方ない、という意味。江戸っ子の司都子先生らしい潔いお言葉です。)という一言が思い起こされます。これはことあるごとに思い出します。業界人としては、これほど世の無常を言い当てた言葉はないと思っています。

ちょっと話がそれましたが。そして、もう一つ。

金沢に負けるな!

とも常々思っていますが、これも「金沢にはすでに負けている」と多くの県民が思っていることでしょう。

財政に余裕があって、私が新潟市長になったら(決して立候補宣言ではないです。あ、支援者が多ければ立ちますが(笑))、いや市長にならずとも市長の文化的施策のブレーンとして意見できるような立場になれれば、本来の新潟である「港町」「商業都市」としての再開発をしますね。港の観光化、堀の復活、古町芸妓の拠点となる三業会館(浅草見番的な所)を改築し、NGT48のように定期的な公演をできるようにし、古町界隈の賑わいを醸成する。


結局は温故知新なんですよ。都市も文化も。故きを温ねて新しきを知る。ってことはですよ、新しきを知るには故きを温ねないといけないんです。その事の歴史を知らずしてそれを語ることなかれ。


そこをね、政(まつりごと)を司るお偉い方々には肝に銘じて欲しいわけです。

耳触りのいい事は一過性です。残りません。

ということです。


なんか自分でも何を言ってるかわからなくなってきたので、今日はここまで。

最後に一言、この動画をアップしてくれたぽりたんチャンネルさん、有難う!これが言いたかったのです。


それでは皆さまご機嫌よう。


2021年1月14日木曜日

祝!!二度目の当選!でも・・・

今をさかのぼること11ヶ月前、世の中はマスクの入手に必死になっていました。今から考えると本当に腹立たしい何かのきっかけで世の中からマスクが消えた。トイレットペーパーも消えた。イソジンも消えた。粉もの(笑)も消えた。

不織布の使い捨て以外のマスクなんてほとんど見かけなかったし、布マスクなんて効果ないだろ!と思っていた一年前、花粉症でもある私にとってはマスクは必需品。一度、開店前の薬局に並んで買いましたが、開店の一時間以上前から長蛇の列だし、ほとんど使ってない1箱が発見されたりしてしのいでいました。

そんな頃、シャープが国産マスクを作って売ると言うではないですか!そりゃ藁をもつかむ思いで申し込みましたよぉ。5月だったかな。1箱50枚入りで3,000円だとしても当時は欲しかったですよね。

ただ次第に布マスク(誰かが多額の税金を使って配ったものではなく)が普及して、ほぼそれを使うようになり「不織布マスクは要らないな」と思い始めた7月の第11回の抽選で一回目の当選。この時は購入しませんでした。


そして、シャープのマスク自体忘れてしまった昨日、第37回の抽選で当選しました!というメールが来ました。


いやいや、もうドラッグストアでもホームセンターでもスーパーでもコンビニでも、いつでもそこそこの安価でマスクが入手できるようになった今、3,000円出してマスクを買うほどブルジョアでございませんので、今回も購入はしません。どなたか本当にこれを必要とされている方に権利がいくように・・・


購入辞退の連絡は不要で、応募のデータは次回以降も抽選の対象になるそうです。この世の中、一寸先は闇。一応このままにしておきましょう。


それでは皆さまご機嫌よう。


2021年1月3日日曜日

今年のおせちと、それに関連する(笑)ご馳走三昧の三が日

 早いもので三が日が終わります。今年も残すところあと362日です。


皆さんのお宅はどのようなおせちでしたか?

我が家は毎年色々なお店のものをチョイスしていますが、今年は「がんこ」にしました。


田作り、黒豆、数の子の祝い肴の三種を始め、伝統的な和のおせちでした。それに加えて毎年実家から送られてくるものがこちら。

新潟のお正月料理のど定番「のっぺ」(きんぴらの上にある器)。そしてきんぴらごぼう(武藤家のものが牛蒡も人参も太いです)、伊達巻、錦卵(大好物)、あずきのお餅。

「のっぺ」はその家ごとに“我が家ののっぺ”がありますね。「のっぺ」にかんしてはリンクをご覧ください。市がHPに載せるほどの新潟一押し郷土料理です。新潟市のレシピとしては、材料は以下の通りです。

里いも、人参干ししいたけ、こんにゃく、かまぼこ、ちくわ、たけのこ、鮭、なめこ、なると、鶏肉、ぎんなん、イクラ、さやえんどう

このうち、武藤家の「のっぺ」には、なめこと鶏肉は入っていませんね。鶏肉はお雑煮に入っています。
そしてこの中にないものとしては、ホタテの貝柱が入っています。

元日と2日は朝の9時前からビールを飲み始め、これらを食し、お歳暮にいただいた日本酒まで・・・





昼間はお察しの通りだらだらした正月。

元日の夜はおせちの続き。2日の夜は予てから予定していた、みんな大好きケンタッキー。巷で話題のお重です。


内容量によって「松」「竹」「梅」となっていますが、これは「竹」です。一番量の多い「松」に合わせた大きさのお重なのでしょう、なんかスカスカです(笑)
しかし、味は安定のみんな大好きケンタッキーです。

トースターを食卓に移動させて、温めながらアツアツをいただきました。

本日はちょっと寝坊をし、昼過ぎに一食目。こちら。近所にある超人気の回転ずし「銚子丸」。ちょっと贅沢してしまった。↓は慶(よろこび)3カン。牡丹海老、ズワイガニ、大トロ。1,160円(税別)。まーた昼から酒か!

この後はダラーっと。

夜はおせちの食べ納め。

そして今は再びダラダラとお酒を飲みながら動画をあれこれ。

今年はとてもよい三が日でした!


明日から次第に元に戻りますね。そして緊急事態宣言はどうなるのでしょう・・・

気を引き締めて感染予防をしていかないといけないですね。



それでは皆さまご機嫌よう。



2021年1月1日金曜日

明けましてしゃべる武藤です

 明けましておめでとうございます。想像以上に清々しい希望に満ちた年明けです。

6時に起きて初日の出を見て来ました。今年は雲一つない快晴の元旦。令和三年の初日の出、ばっちり拝めました。AM6:59


完全に寝起きの顔でお見苦しいですが・・・

ここは江東区東雲の橋の上。橋の名前は「新末広橋」。おめでたい!

ちょっと時を戻すと、今朝玄関を開けたら正面に月。こちらもとても綺麗だったのでご覧ください。AM6:24

そしてその足で初詣。富岡八幡宮。まだ人出も少なく、こちらも快適に。

コロナ禍ならではの注意書き。露店は例年通り出ていますが、まだ開いていないのでこれまた快適。

お参りを済ませておみくじを。
なんと大吉でした。
「うるわしき神のみさとしあるからは よろづの願ひ叶ふとぞ知れ」

希望はすべて叶って、仕事は発展するそうです。

いい初日の出を拝めて、初詣でも幸先良い。
ちょっとワクワクしてきました!

そして、今年から私のYouTubeチャンネルを「kotist武藤祥圃の箏部屋」と改名して、しゃべる武藤と演奏をアップしていきます。第一回目はこちら!

高評価、チャンネル登録をお願いします!


ということで、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは皆さまご機嫌よう。