2024年4月26日金曜日

小山峯嘯先生33回忌追善 竹峯会第50回記念 尺八演奏会

 毎年4月の第2日曜日に開催されていて、毎回賛助出演させていただいている琴古流尺八「竹峯会」の演奏会。今年はこの竹峯会を創始した小山峯嘯(こやまほうしょう)師の33回忌追善と、演奏会の第50回が重なるという節目の演奏会となり、宗家竹友社川瀬庸輔師のゲスト出演で12日に行われました。

箏曲松濤會の出演者ドーーーーーン


食欲旺盛で開演前にお弁当を食べる会員(と言っても全員ですが)

あ、会場は新潟市西区にある“西新潟市民会館”のホールです。桜が満開な上とてもいいお天気に恵まれ、演奏会日和。


賛助出演は新潟市三曲連盟の生田流二社中と山田流の我々。尺八本曲二曲を含み全13曲。
我々は3曲でした。

三世山勢松韻作曲「都の春」




山田検校作曲「那須野」

二枚目は緞帳が上がって演奏の構えに向かっているところと思われる決定的瞬間(笑)

そして山登万和作曲「須磨の嵐」。尺八は川瀬庸輔師です。



そして、自分大好きちゃん用画像。

この竹峯会は、そこそこのレベルの曲をカットなしで演奏する演奏会なので、私含めお弟子さん方もとても勉強になるし大変緊張する舞台です。でもそれが達成感に繋がりクセになって箏曲にハマっていくのです。竹峯会さん、ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお付き合いください。


終演後は楽しい楽しい懇親会。
私は昔の名前で出ていました((´∀`))
10数年前まで10年間ほど使った昔の名前。自分でもこの字面をみるのはかなーり久しぶり。懐かしいようななんというか。♪そんな~、時代も~、あ~ったねと~的な。

来年は何の曲のリクエストがくるかな~



それでは皆さまご機嫌よう。






2024年4月22日月曜日

Kotist武藤祥圃✕Pianist小林恭子 和洋響奏vol.2

 4月7日に開催した「Kotist武藤祥圃✕Pianist小林恭子 和洋響奏vol.2」、お陰様で無事終えることができました。お越しくださった皆さま、応援してくださった皆さま、有難うございました。


会場は江東区住吉にある“ティアラこうとう”の小ホール。前回のブログに書いた新潮会勉強会と同じ会場です。舞台はどちらかというと狭めなのですが、客席が140なので「ちょうどいい」広さです。

共演の小林恭子さんは妹の友人なのですが、現在目白大学で准教授をされているピアニストです。(そのようなことで私を非常勤として目白大学に呼んでくださっています。)過去にコラボレーションコンサートを何回かやっていますが「和洋響奏」と名付けて開催するのは2回目です。ちなみに1回目は一昨年に新潟のマルタケホールで開催しました。その時の写真が↓で、今回のチラシにも使用しました。


さ、今回のご報告。

一部は「水と和」がテーマで次の3曲を。

八橋検校作曲「六段調」(箏+ピアノ)
遠藤雅夫作曲「歌声のごとあがる噴水」(箏)
宮下伸作曲 箏とピアノのための「水琴抄」(箏+ピアノ)




ちなみに。一曲目の「六段調」はピアノに編曲したものがピアノピースで出版されているので、それを基本にしています。初段はピアノのみ、二段はピアノと箏、三段は箏のみ。ここまでは箏は原曲のまま。四段からの箏は山田流の洒落弾き的なアレンジをしています。この日の演奏ではありませんが、動画がありますので、よかったらご視聴ください。


二曲目は、昨年10月に初演をさせていただいた遠藤雅夫先生の新曲。「歌声のごとあがる噴水 箏と唄のための」を独奏で。こちらも動画があります。初演時のものです。

こちらが遠藤雅夫先生。初演のリハーサルの時のものです。


休憩をはさみ、第二部のテーマは「スペインの風」で次の4曲。
ピアノと共演した曲は、全て今回が初めてご披露した曲です。

ピアソラ「天使のミロンガ」(箏+ピアノ)
グラナドス作曲「演奏会用アレグロ」(ピアノ)
ファリャ作曲「スペイン舞曲」(箏+ピアノ)
ファリャ作曲「火祭りの踊り」(箏+ピアノ)


ピアノと箏の位置が第一部と逆になっています。
これはリハーサル時です。

第一部では黒紋付を着ましたが、着物は見飽きたというお声(があったかどうかは分かりませんが)にお応えし、第二部は上下黒の洋服で。舞台での洋服は数えるほどですが、案外いいかもしれないなぁ。小林さんも衣装替えをしています!
決してラーメン屋の店主ではありませんので誤解なきようにお願い申し上げます。


そしてアンコールは滝廉太郎作曲「花」。なんといっても当日は少し遅れた桜が満開でしたので、しかも隅田川に近めの会場ですから、これ以外の選曲はあり得ませんね。急遽決定してアレンジしたわりには、いい感じにできたかな。

演奏会後は近所の大横川の桜を観ながら花見酒しました。


さてvol.3はいつやりましょうかね。




それでは皆さまご機嫌よう。



2024年2月28日水曜日

第44回新潮会勉強会

10数年ぶりの新潮会への復帰戦として挑んだ“第44回勉強会”、2月26日に終了しました!演奏したのは中能島欣一作曲の「三つの断章」


会場はティアラこうとうの小ホール(江東区)でした。


舞台に立ったり人前で演奏したりするのが好きな私ですが、「やってやろうじゃないか!」という気持ちはあったものの、今回は不安と緊張の嵐。というのは、藝大教授であった中能島欣一先生作曲の「新潮(にいじお)」に因んで命名された藝大山田流卒業生の団体「新潮会(しんちょうかい)」で、中能島先生から直接教えを受けた先輩方が多くいて、卒業生それぞれが強いこだわりと思い入れを持つ「三つの断章」を選曲してしまったのですから・・・

しかし、50歳という節目を迎えたこと、そして様々なきっかけがあって新潮会に復帰して、これから一層演奏に心を注いでいくために自分に課した“試練”なので、精一杯勉強して演奏しました。





出番前に後輩に撮られていた「楽屋をでる武藤」

同じく「舞台袖で精神統一をして出陣を待つ武藤」

そして「楽屋のモニター内の武藤」

この写真を撮ってくれていたのはこの人。通称「すみよ」こと森田博代(もりたひろより)さん。かわいい後輩です。

そしてこちらは「ごまさん」こと木村伶香能(きむられいかの)さんと。
演奏後なのでホッとしきっています、私。

このごまさんはニューヨーク在住なのですが、以前ニューヨークに呼んでくださってカーネギーホールで「新さらし」を演奏したのです。2019年3月2日だったので、ちょうど5年前です。もうそんなに前か・・・また行きたい、ニューヨーク。


終演後、「昭和酒場 黄金バット」というお店で昭和チームの打ち上げ。※平成人2名を含む( *´艸`)



とっても緊張しましたが、とっても楽しい一日でした。

次の新潮会は5月27日の第66回定期演奏会です。こちらもよろしくお願いします。





ということで、皆さまお待ちかねの番外編。

今回演奏した「三つの断章」は様々な技法が使われている曲なので、部分部分を切り取ると“おもしろ武藤”となります。いたって真面目に演奏しているんですよ。


舞台リハ時の“おもしろ武藤”




現場からは以上です。

それでは皆さまご機嫌よう。

しれーっとブログ再開しました。