2020年8月28日金曜日

祇園精舎の鐘の色・・・

8月も間もなく終わろうとしているのに猛暑が続いています。みなさんお元気ですか?

暑さとコロナで、もう全くいやになってしまいます。

さて、私の作品紹介です。

「祇園精舎」という曲名で平成24年に作りました。

歌詞はあまりにも有名な平家物語の冒頭です。

「平家物語」を題材にして平成24年12月に開催した私の演奏会での演奏です。

箏は琵琶の旋律を模しています。風で窓がガタガタいっている音が入っているのも雰囲気があります(笑)


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。



以上作品紹介でした。


それでは皆さまご機嫌よう。

2020年8月15日土曜日

猛暑の終戦の日に思ったこと

 前回書いたのが先月の1日。随分と日が経ってしまいました。今年は結構書いていたので、このままクセがつくかと思ったのですが、ちょっと気を抜くとダメですね。

さて、今日は終戦の日。この戦争で犠牲になった方を偲び、その当時苦労された方々のおかげで現在の日本があることを感謝したいと思います。


さて、今年は8月に入った途端に猛暑。今日も猛暑。35度を超えて猛暑日。

そこでふと思ったのです。終戦の日って最高気温はどれくらいだったのだろうか、と。

ドラマなどのイメージで、昭和20年の夏、そして8月15日は暑かったと思っています。ちょっと調べてみました。その表がこちら。

※赤字は平年より高い、青字は平年より低い

東京は32.3度、大阪はなんと35.1度。やっぱり暑かったんですね。ところが札幌や仙台をみると平年よりも低いです。


そしてこちらは天気図。

(原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報研究所「デジタル台風」) 

関東以西は太平洋高気圧に覆われて安定した気圧配置。東北と北海道は曇天だったようです。


確かに終戦の日は暑かったのですが、昭和20年は冷夏だったそうです。上の表を見てもわかるように、この年の6月~8月の平均気温は例年より低く稲の生育が悪かったようです。また北陸から北海道では冷害被害もあったそうです。そして台風の被害もあり、終戦してなかったら日本人は飢餓状態に陥っていたとの見方があったようです。

しかし終戦し、結果的にアメリカから大量の食糧(アメリカでは家畜の飼料にしていたもののようですが・・・)が届けられ、それを免れたそうです。


終戦の詔書が放送されたのは75年前の正午。

今は12時40分。当時の日本人は放送直後の今頃、何を思っていたのだろうか。


これからも戦争のない世の中が続いて欲しいものです。

天皇陛下が追悼式典でコロナに言及されて、当時も困難であったが、今の世界も困難と闘っているという趣旨のお言葉を述べられました。

今はコロナウィルスとの戦争の真っただ中です。


それでは皆さまご機嫌よう。