2019年1月29日火曜日

今年もデビュー

この間の週末の寒波で東京は強い北風。昨日はそうでもなかったのですが、今日も強い北風。
世間的にはまだ何も騒がれていませんが、確実にヤツは近寄ってきていますよ。あいつの気配を感じます。


杉花粉

目が痒い。この痒さはヤツのせい。

ということで、昨日からザイザルデビューしました。
ジャーン!


花粉症の皆さま、がんばって乗り越えましょう!



それでは皆さまご機嫌よう。



2019年1月19日土曜日

弾き初め

と言っても、私の社中ではないです(笑)
いつもお世話になっている、山田流箏曲の佐野先生と都山流尺八の浅見先生のご社中の合同弾き初め会のお手伝いです。最初にお声をかけていただいたのは、15年位前だろうか。しばらくブランクはありましたが、ここ数年またお呼ばれしています。
正式な舞台ではないので、紋付きではなく深緑系着物で。着替えるところに鏡がなかったので、自撮りして確認したのですが、ドヤ顔です(笑)
いや、むくんでいるか(+_+)

船橋市の三山(みやま)市民センターの和室。午前11時からスタートし、途中昼食をはさんで、午後3時まで。
かざしの雪、萬歳、高陽の四季、千代の寿(四世山木千賀作曲)、桜七本。ここまでが三味線。最後は全員で山川園松の「絵傘花傘」。写真は絵傘花傘です。私の前は、松水会主宰の佐野松水師。

カメラを椅子に乗せて撮ったので、椅子が入り込んでいますが、ご容赦ください。

箏が入る曲と都山流の本曲を交互に演奏します。これは、主催の桜雨山会の主宰である浅見桜雨山師(手前から2番目)と高弟のみなさんでの「深山の暁」です。


弾き初めの後は、最大のお楽しみである宴会。
しこたまお酒をいただいて帰宅しました。

地元の駅(門前仲町)に帰ってきて、自主二次会。前から行ってみたいと思っていた「北の国バル」へ。

まずは、こぼれスパークリングとお通しの自家製ポテトチップ。どういう風にこぼすのかと思ったら、グラスが二段になっていました!

で、牡蠣コロッケ。殻ごと揚げてある。美味い。

そして、蝦夷鹿のグリル。インスタに先にアップしたら、三味線の入ったケースと蝦夷鹿が近い、というご指摘を受けました。確かに。
楽器を大切にしましょう。
ま、鹿と猫ってことで(;^ω^)

さ、明日は新潟ですよ!寝なきゃ。


で、弾き初め、自分の社中でやらなくていいのか!
でも年明け一回目のお稽古はほぼ終了しちゃった(笑)


それでは皆さまご機嫌よう。




2019年1月18日金曜日

芸の根幹

いつもはお弟子さんにお稽古をしてばかりの私ですが、今日はお稽古をつけていただいてきました。

楽譜のない曲なので、自分で音源から採譜します。これがとにかく速い曲で、音も細かいので苦労しました。再生スピードを遅くしたり、映像も観たりしながら。いわゆる耳コピというやつですね。そのまま演奏してもよいのでしょうが(いや、私自身はよくないと思いますが)、やはりその曲の第一人者にお稽古をしていただいて、確固たる裏付けのある芸を身につけることが大切だと思っています。

そこで、私が藝大に入学する前にお稽古に通っていた先生にお願いして、稽古をつけていただきました。また20年ほど前に4年間住んでいた場所、しかも上京して初めて住んだ場所なので思い入れもひとしお。とても懐かしく、感慨深いものがありました。

お稽古場で先生と向かい合い、私は三味線を弾きます。細部にわたり様々なご指導を受けました。目から鱗なことも多々。ちょっとでも気を抜くと指摘されます。妥協もありません。緊張感のある一時間余りのお稽古。なんとも充実感に満ちた清々しい時間でした。こんな気持ちになるお稽古を受けたのは何年ぶりだろう。

芸というものはこうしたもの、音楽というのはこうしたもの、演奏家とはこうしたもの、指導者とはこうしたもの。こういう信念をお持ちの先生。お稽古以外のお話、雑談からも伝わってきます。

私も及ばずながら見習って、自信をもって、演奏し、指導していこうと誓った一日でした。


それでは皆さまご機嫌よう。






2019年1月16日水曜日

歌会始、歌披講について

今日は歌会始でした。宮中での新年の行事の締めくくりだそうです。

中継をみましたが、悠久の時間の流れというか、おおらかな雰囲気。いいものです。そして、我々の日常の忙しなさ、時間の流れの速さ、余裕のなさを感じました。と同時に、カッコ良く言うと研究心も喚起されました。日本の伝統的な歌唱の発声法や発音の仕方をどのように教育するか、ということを研究して大学でも授業をしています。

ちょっと調べてみました。
司会役の読師(どくじ)が和歌の作者の名前を呼び、講師(こうじ)が節を付けずに読み、発声(はっせい)が第一句を節を付けて歌い、講頌(こうしょう)が第二句以降を節を付けて歌う。歌会始でのこの形式は歌披講(うたひこう)、または披講と言われています。この「披講」という言葉は、西暦960年に初めて出てきているそうです。

す、すごい。1000年以上前からある形式。
これも昨日の歌舞伎の話ではないですが、日本の伝統文化ですね。
今年見逃した方は、来年是非ご覧になって下さい。


講師の読みは、○○○○○--------------↑
というように、句の最後の文字を長く伸ばして、最後を少し上げています。
その後、発声と講頌によって節が付いて歌われます。楽譜にしてみようかと思ったのですが、楽譜になっているものがありました!

※画像は、平凡社の日本音楽大事典からの引用です。

1段目の独唱が発声の役目。
2段目が講頌の役目。
こぶし的なところが装飾音で書かれているところが面白いです。

一般の入選者、選者、召人、各皇族方は、この甲調で一回詠ぜられていました。


皇后さまは下の乙調で二回詠ぜられていました。

そして天皇陛下の御歌は甲調で三回詠ぜられていました。歌い出しの音程がそれぞれ違っていましたね。


これ、授業でやってみようかなぁ。ベルカント唱法ではできないぞ、これ。まさしく伝統的歌唱の発声!


旋律の他に気になったことを2つ。どなたか詳しい方、お教えください。
・歌として唄う時は、御園生(みそのう)であれば、「みそのお」、給う(たまう)であれば「たもお」と唄いますが、それぞれ「みそのう」「たまう」と言ってたのには何か意味があるのだろうか。
・鼻濁音は使わないのだろうか。



箏の歌詞は古語ですし、和歌が歌詞になっているものもあるので、比較的馴染みがありますが、実際に和歌は詠んだことがない。
ちょっとやってみたいなぁ、と思ってみたり!
和歌は詠めなくても、お題のイメージで作曲してみるっていうのもいいかも!
でも、やっぱり歌詞は欲しいな。



今年のお題は「光」でした。来年のお題は・・・
5月の皇太子さまの即位後に発表されるそうです。
そうか、昔は勅題(天皇が出すお題)と言われていたわけだから、今日は発表できないのか。
こういう改元がある「今年だけ」の事って、ちゃんと覚えておきたいですね。



それでは皆さまご機嫌よう。








2019年1月15日火曜日

次世代への継承

昨日、市川海老蔵さんの十三代目團十郎襲名の発表がありましたね。團十郎というと、まだ十二代目のイメージが頭に残っていますが、歌舞伎界も若手中堅が台頭してきているし、新しい時代に移り変わっているのが実感できます。


海老蔵さん、記者会見でいいこと言っていましたね。

外国人に歌舞伎を楽しさを教えるには?という質問に対して、

言葉が分からないと、日本らしい細かいニュアンス(判官[はんがん]びいき、本音と建前のような)が伝わらない。ただ、見た目の色彩の豊富さ、豊かさ(舞台や衣装のことでしょうね)などの日本の文化、日本らしさを肌で感じて欲しい。そこで外国人が質問してきたときに、日本人が明快な回答ができることが非常に理想的だ、と。

そして、「もっと歌舞伎を見ていただきたいですね。やはり1億2000万人の方々の中で歌舞伎をご覧になったことがある方というのは比較的少数でございます。ですから日本の文化でございますので、できれば見たことないという方は一度歌舞伎座の方へ、もしくは今も新橋演舞場や国立劇場、また浅草公会堂、大阪では松竹座で歌舞伎をやっておりますのでぜひ行ってみてください」


日本の伝統芸能の中でも、歌舞伎は日本人の目にすることが一番多い芸能だと思います。それでも海老蔵さんは「比較的少数」と感じています。

三曲、その中でも箏、さらに我が山田流箏曲ともなると、実際に直接聴いたことのある日本人は歌舞伎に比べたら「極めて少数」です。次世代への継承となると本当に危機的な状況です。

私の目標は、以前ラジオに出た時にも言ったのですが、
「初めて箏を聴くという人を一人でも少なくする」

私も様々なアピールをしているし、色々な取り組みを行っています。お弟子さんへのお稽古は丁寧かつ実践的だと思うし、大学での授業も学生が教職に就いた時に即実践できるように配慮しているし、小学生向けの授業でも印象に残るような授業をしているつもりでいる。

もちろん私に限らず、箏の道にいる人、伝統芸能に携わる人は、様々なアピールをしているし、色々な取り組みをしています。


しかし、海老蔵さんのような圧倒的な発信力を持つ人がいない。
私がやれるなら是非やりたいが、何かいい方法はないものだろうか・・・
やはり地道にいくしかないのだろうか・・・

でもやっぱりメディアの力が欲しい武藤です。
どなたか、力をください!!



それでは皆さまご機嫌よう。





2019年1月13日日曜日

ハッピーターン

ハッピーターン 3枚食べて ハッピーダーン




でも、3枚で終わらない。
止まらないハッピー

皆さまにもハッピーをお裾分け。
意味不明(笑)


では皆さまご機嫌よう

2019年1月12日土曜日

都心初雪

今日東京都心が初雪、というニュースで大騒ぎでしたが、自宅のある江東区は降っていないような・・・

そもそも都心って?

と思って、ちょっと調べてみました。

・都心3区 →千代田区、中央区、港区
・副都心4区→渋谷区、新宿区、豊島区、文京区
・23区西部→品川区、目黒区、大田区、世田谷区、杉並区、練馬区、板橋区、北区
・23区東部→足立区、葛飾区、荒川区、台東区、墨田区、江東区、江戸川区
※画像はWikipediaより

ただ、気象や産業や福祉保健局などで様々な解釈があるようです。

実は江東区は海に近いので、西部や都心に比べると、夏は気温が低く冬は高いことが多いのです。2℃くらい違うこともあります。

なので、恐らく江東区ではふっていないのでは・・・と思います。

ま、しばしば新潟に行く私としては、雪は全く珍しくないですけどね(笑)

ただ、今日は雨が降って、久々のお湿りでした!



それでは皆さまご機嫌よう。

2019年1月11日金曜日

鏡開き


今日は1月11日。30年前は「平成元年1月11日」ということで、郵便局に「1.1.11」の消印をもらいに行ったものです。
そして、鏡開き。
毎年色々なメーカーの鏡餅を買いますが、今年は・・・

〽かーがみもちもち○○ウのもちもち食べたらつぶして楽ポイポイ
〽かーがみもちもち○○ウのもちもち食べたらちぎって楽ポイポイ

でお馴染みの○○ウの鏡餅でした。

その会社のCMは、上記の歌詞。縁起物のお供え餅を“つぶして”とか“ちぎって”とか“楽ポイポイ”とは如何なものか・・・と毎年思っていますが、まあそれはそれで。地元の会社だし、CMも地元のご当地アイドルがやってるし。

とは言うものの、どのようなものかと実際につぶしてみました。

見事につぶれること!気持ちいい。
なので、この際歌詞はよいとしましょう。消費者とはこのようなものです(笑)

ちなみにもとはこんな感じでした。



6日の仕事始めから一週間よく働きました。
なので今晩は、近所のイタリアンバルへ。

ピザとヒューガルデン

そして、ラクレットチーズpartyセット
チーズトロ~~~




はい、カロリー摂りすぎました。

ま、いいんじゃない、週末だし~。


それでは皆さまご機嫌よう。






2019年1月10日木曜日

明けましておめでとうございます

と申しましても、もう10日ですが・・・


改めまして、皆さま、明けましておめでとうございます。
昨年も毎年のことながら、ブログが中途半端に始まり中途半端に終わる、という怠惰な私のような更新になりました。
もう「今年こそは!」などとは公言致しますまい。ただ手遅れになる前にこの10日間を取り戻してみたいと存じます。


さて、平成最後の年「平成31年」がスタートしました。

今年の年明けは、舞浜駅のイクスピアリのカウントダウンからスタートしました。




この後近所の富岡八幡に初詣。例の件で人出はまだ回復していない感じ・・・そりゃ例の建物は壊されて更地になっていたり、まだ生々しい感じではありますが・・・
近所に住んでいると去年のお祭りでご破算な心持ちなのですが、一般的にはまだ少し時間がかかるのかな。

おみくじは「吉」。昔の友人や知人やの助けで、もう少し耐えれば今までの不運が幸運に好転していくそうです。嬉しいではないか!がんばろう。


そして日が昇り、今年は三陸中村家のおせちと、実家から送られてきた「のっぺ」でスタートしました。お餅は深川伊勢屋さんののし餅。



昨年は本の執筆という冬休みの宿題がありましたが、適度に仕事をしつつ、今年はちょっとのんびりと過ごしました。

そして正月休み納めの5日は、美容室に行き、そこから歩いて渋谷へ。マークシティの銀座ライオンでちょっと贅沢昼食。




そして新潟へ。
初仕事はこちら。東京藝術大学音楽学部同声会新潟県支部の第12回アカンサスコンサート。


今回は、小西奈雅子先生が昨年作曲された十七絃の独奏曲を演奏しました。

「流れて・・・」十七絃のための

演奏中の写真は手元に届いたらアップしますね。
演奏終了後のカーテンコール。

そして一緒に同声会の幹事、またこのコンサートの実行委員をやったソプラノの根來加奈さんと。根來さんは日本歌曲を歌ったので着物なのです。


月曜からは本格的にスタート。学校の部活の指導、お弟子さんのお稽古、大学の授業・・・また日常になりました。

きっとあっという間に春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て・・・となるのでしょうが、今年一年頑張りましょう!


それでは皆さまご機嫌よう。