新規感染確認者数が増加の一途をたどっている昨今の東京。ま、これだけ人が動いているのですから当然のことではあります。
早速ですが本日の本題。
私、テレビを見ていたり、文章を読んでいてとても気になることがあります。
それは「言葉の使い方」。
仕事柄「歌詞」という言葉を扱っているし、演奏会などでは様々な解説をしたりもします。また教壇に立てば言葉を発して指導していることもあるので特に、だと思うのですが、「今の言い回しは変じゃないか?」とか「その敬語の使い方は違う!」とか、「ここは鼻濁音使え~!」とか。
ね、面倒くさいオヤジでしょ?(笑)
でですね、今日の都知事の会見での発言で一つひっかかった言い方があるのです。
いや、私がそういう言い方を知らないだけかもしれないのですが、この発言。
「今日もかなり多いと報告を受けています。まだ最終確認ではありませんが60人台にのせると聞いています。」
さらっと聞けばなんてことないのでしょうが、武藤はここにひっかかりました。
「60人台にのせると聞いています」
ん?乗せる?
乗せるって意図的に?
うがった解釈をすると、「警戒心を喚起させなきゃいけないから、今日は何としても60人台に乗せてちょうだいね!と指示しました。職員からも60人台にのせます、と聞いています。選挙に向けて私のリーダーシップをアピールしますから!」的な。
さすがにそんなことはないのでしょうけどね(笑)
「今日もかなり多いと報告を受けています。まだ最終確認ではありませんが60人台にのると聞いています。」
こう言ってくれれば、なんのひっかかりもなく、スーッと腑に落ちるのですよ。
どうなんでしょう。
別に現都知事に恨みがあるわけでも、今流行りの、この人には投票しちゃいけませんよアピールをしたいわけでもないです。そんな意図は全くありません。
ただ、私としては、当初の小池都知事のリーダーシップは「さすが小池さん!」と思っていましたが、最近はやっている事や発言にちょっと無理があって一貫性がなく、対処がどんどん曖昧な方向にいっていると感じているからかもしれません。
今の状況は東京アラート状態でしょ?
出せばいいじゃないか。
それを何の数値もない「玉虫色」の新しい指針?訳分からん。
東京アラートでいいじゃないか。
そしてこう言えば、少なくとも私は納得するし、支持します。
共感してくれる方、多いんじゃないかなぁ。
「本来ならば再度休業要請をすべき数字ですが、経済を回さなければならないし、都の財政にも限りがあるので、再び十分な補償というのは困難です。そして病院の態勢に余裕はあるとは言え、現在の状況はとても危険です。この状況を看過することはできません。そこで、もう一度皆さんで気を引き締めて、都民が団結してコロナに立ち向かっていこう、という意味での東京アラートを発動することと致します。どうぞよろしくお願いしたいと存じます。」(←存じます、というところが小池さんが発言する上では大切です(笑))
文章だけでは色気がないので、ちょうど半年前。今年の初日の出の画像をどうぞ。
半年前でしかないのに、この時の様な日常はしばらく戻ってこないのだと思うと・・・
ため息が出ちゃいます。
それでは皆さまご機嫌よう。