2017年6月6日火曜日

今日は邦楽の日 + 第51回東芳会箏曲演奏会

今日、6月6日は邦楽の日です。

なぜか?

昔から、「6歳の6月6日からお稽古事を始めると上達する」と言われているのですが、こう呼ばれるようになったのは昭和60年から。東京邦楽器商協会(現 東京邦楽器商工業協同組合)が制定したことに始まります。でも、ちょっと調べたら、昭和45年に全国楽器協会が同じ理由で「楽器の日」と制定してました。二番煎じじゃないか!(笑)

お稽古の日とか、いけなばの日でもあるようです。

詳しくはこちらをどうぞ。


さて、おとといの日曜日は、両国にある江戸東京博物館のホールで、「第51回 東芳会 箏曲演奏会」があり、昨年に引き続きお手伝いをさせていただきました。

このホール、15年くらい前に当時師事していた室岡松孝師と一度演奏したことがあります。

ホールの天井にはこんなおしゃれな飾りがあります。

緞帳は珍しい横開き。開き始めてから演奏をスタートするまでが長いです。同じく演奏が終わってから緞帳が閉じきるまでも長いので、お客さんの拍手も大変(笑)

それはさておき、午前11時に始まって、24曲の演奏。終演は午後6時頃でした。
これはフィナーレの曲です。「山河」。この東芳会を主宰されている原田東龍先生の作曲です。箏2パート、十七絃、尺八という構成。原田先生が指揮をされています。

私は4曲出演しました。それ以外は何をしていたかというと、もっぱら調絃。こういう大きな箏の演奏会では、出演者は舞台に上がって弾くだけです。楽器の調絃(チューニング)や、舞台への楽器移動、舞台配置はしません。楽器に関しては楽器店が、調絃は、私のようにいわゆる専門家といわれる人がやります。まず一面調絃し、それを種箏(たねごと)として、他の箏に音を渡して順番に調絃していきます。10面あろうが、20面あろうが、100面あろうが同じです。
演奏会によっては、調絃だけに雇われる時もあるんですよ。
調絃を間違えるとそりゃ大変。幕が上がって演奏が始まったはいいものの、曲が成立しないのです。そして幕が下ろされ、調絃し直して再スタートという場合もあります。幸い私は大きな事故への遭遇はないですね。この調絃という作業はとても気を遣うし、骨の折れる仕事です。ただ、演奏会が終わる前に調絃の仕事は終わるので、一足お先に打ちあがれます。(気分的には、ですけどね(笑))
調絃された箏たちです。

今回は私の演奏写真はありません。その代わりといってはなんですが、楽屋での自撮りを・・・

もう一つ、ここのトイレで撮った画像。トイレットペーパーです。


ネーミングがすごいと思いませんか?

「輝」

襟を正して使いそうになる名前です(笑)



さ、まだ午後2時。学校が終わった6歳の子どもが習いに来ないかな。なんて思いながらのんびりします。









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