2020年9月24日木曜日

225日ぶりの本番

やっと秋らしくなってきました。うろこ雲、気持ちの良い乾いた涼しい風、そして夜の虫の音。この快適な気候が二か月くらい続いて欲しいものです。

さて、昨日は久しぶりの本番でした。2月11日にあった本番を最後に、その後の演奏会は全て中止・・・うっかり自分が箏を弾く仕事をしているということを忘れてしまうところでした(笑)

人前で着物を着て箏を弾くという行為は実に225日ぶり。新潟市に本社のある新聞社である新潟日報さんが主催している「新潟日報レディースサロン」の9月の例会での演奏でした。隔月で開催していて、音楽や講演を聴いて食事を楽しむというものだそうです。

今回、「トロントリオ」をゲストとして呼んでくださいました。

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トロントリオとは・・・

ヴァイオリンの廣川抄子、チェロの渋谷陽子、箏の武藤祥圃による和洋折衷のトリオ。2015年より活動を始め、2019年に「トロントリオ」と命名した。「トロン」とはそれぞれの楽器の名前の最後の文字を集めたもの。楽器の頭文字ではなく、語尾から取るところが3人の奥ゆかしさ(?)を表している。

レパートリーはクラシックをはじめ、タンゴ、ジャズ、ポップス、叙情歌、歌謡曲、邦楽など幅広い。また編曲は作曲家に依頼する他、メンバー自らも行う。

新潟出身で音楽とお酒をこよなく愛する3人による楽しいおしゃべりと心に沁みる演奏で好評を博している。

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会場は上越市内にあるホテル。同じ県内といいながら、新潟市の実家から110キロくらい。東京は雨だったようですが、新潟は天気が良く、まさに秋晴れ。少し暑いくらい。私が運転し、さながらドライブ気分でした。


コンサートは11時半から1時間。人前での演奏が久しぶりなので緊張するかと思いましたが、そこはB型の私、そのようなことはなく、本番にしか湧いてこないテンションというか気分の高揚感を味わいながら演奏できました。

おしゃべり武藤が主に進行役を務めたのですが、一度ならず二度も演奏曲順を間違えたり、それに伴い、ホテルの方の換気のタイミングを乱したり、一緒に演奏した二人に動揺を与えたり、お寒い笑いを誘発したりもしましたが、90名ほどのマダムの方々の温かい眼差しに支えられ、無事長いブランク明けのコンサートが終了しました。


そしてこれは本日の新潟日報さんの記事です。


コロナ禍の世の中、何度が演奏を配信しましたが、やっぱり会場で、リアルに演奏するというのはいいものです。非常勤をやっている二つの大学の授業も、後期から対面が可能となり、自宅にいることが多かった私の生活も少しずつ変化し始めました。

最大限の予防と対策をしながら前に進んでいきましょう!




それでは皆さまご機嫌よう。

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