2012年2月24日金曜日

【告知】 正派新潟地区 家元講習30回記念 箏曲演奏会

正派新潟地区主催の箏曲演奏会が3月4日(日)に行われます。
私は第二部の最後の曲「和歌の浦」に男唄ソロの助演として出演します。
概要は以下の通りです。

◆と き  平成24年3月4日(日) 午前11時開演  開場10時30分
◆ところ  新潟市音楽文化会館 ホール
       新潟市中央区一番堀通 ℡025-224-5811
◆入場料 2,000円

◇主 催 正派 新潟地区
◇後 援 新潟県・新潟市・新潟市教育委員会・一般財団法人新潟市音楽芸能協会・財団法人新潟市芸術文化振興財団・新潟県邦楽連盟・新潟市三曲連盟・新潟日報社・NHK新潟放送局・BSN新潟放送・NST・TeNYテレビ新潟放送網・UX新潟テレビ21・エフエムラジオ新潟
■プログラム■
〔第一部〕
秋の曲・薫る花・箏二重奏曲第二番・牡丹・旅の組曲・松籟譜・萩の露・追い弾き八千代獅子

〔第二部〕
三弦と十七弦のための三章・尺八本曲鶴の巣籠・手まり・和歌の浦

■特別出演■
正派家元 中島靖子  副家元 中島一子

■賛助出演■
鯨岡徹(指揮)、武藤松圃(唄)、堅田喜俊・堅田喜子・望月初寿三(打物)、野津輝男(笙)、剣照山会・竹峯会・江雲会(尺八)


この正派とは、生田流の一大派閥です。
新宿区市谷、JR市ヶ谷駅から近い、かなり急な坂の途中に本部のビルがあります。私も色々なご縁で何度か伺い、こちらの学生さんの卒業演奏会の助演をさせていただきました。
全国に支部があるようですが、今回は新潟地区(甲信越支部)の演奏会です。
古典の曲から正派独自の曲、新曲までバラエティーに富んだプログラムになっています。

私が助演させていただく「和歌の浦」は、正派初代家元中島雅楽之都(なかしま うたしと 1896-1979)の作品です。唄2パート・箏2パート・三弦・十七弦・尺八・笙・打物という大編成で、今回の演奏会のフィナーレとして70名程での演奏となります。
坪内逍遥の作詞で、鶴を題材にしています。
『俗に慣れて、今に至りぬれども、空を思う心常に残れり』という唄で始まります。
古典箏曲の雰囲気を残しながらも、邦楽オペラともいえるような現代性も感じます。

なぜ箏を弾く人が唄を?とお思いになる方もいらっしゃるかと思いますが、箏というのは、本来弾き唄いの音楽なんですよ。現代曲は別として、古典の曲で唄がないものはごく少数なんです。
唄の仕事はとても気を遣います。喉を痛めたら最後ですからね。といって、特別に何かをしている訳ではないのですが、とにかく風邪をひかないように気を付けないと。

是非お出かけ下さい!



武藤松圃HP
http://www.symphonic-net.com/mutoshowho/

0 件のコメント:

コメントを投稿