2015年2月20日金曜日

【演奏会報告】箏とピアノで謝肉祭(カーニバル)

これは、昨年に引き続きの演奏会です。
私と同じ新潟市出身で、現在目白大学で教鞭をとっていらっしゃるピアニスト小林恭子さんとのコラボレーションコンサート。
会場は小金井市民交流センターの小ホール

昨年は「絵画を彩る音の色」というタイトルで、美術館巡りをしているような趣向で、様々な曲を聴いていただきました。そして目玉はムソルグスキー作曲の『展覧会の絵』のコラボでした。


で、今年は「箏とピアノで謝肉祭(カーニバル)」。という事で、メインはサン・サーンス作曲の『動物の謝肉祭』。

幕開けは、小林さんと私でヴィヴァルディ作曲「四季」より〈春〉。

続いて箏のソロ。演奏したのは自作の『時空(とき)の旅人』。

それから、今回のもう一人の演奏者大利さやかさんと小林さんのピアノの連弾。


後半は小林さんのピアノソロ。ラヴェル作曲『クープランの墓』より

そしてメイン、サン・サーンス作曲『動物の謝肉祭』。
サン・サーンスがかなり適当に作った曲らしいです。なので自身が存命中は楽譜の発行を認めなかったそうです。ただ、真剣につくった「白鳥」だけはそれをOKしたとか。

でもよくできた曲です。様々な曲がいい意味でパクられていて、聴いていて飽きません。


目白大学の学生さんが案内役となり曲が進行していきます。
色々な動物が出てくるんですよ。


まずは序奏。

そして「ライオンの行進曲」。今回私は箏と低音の箏である十七弦(じゅうしちげん)を行ったり来たり。ライオンは当然十七弦です。


続いて「雌鶏と雄鶏」「ラバ」、これはピアノで。

そして「亀」「象」、これも十七弦で。

「カンガルー」はピアノ。

「水族館」はピアノと箏。

そして「ロバ」。箏と鍵盤ハーモニカ(笑)
これはサン・サーンスの作品を批判する人をバカにする曲だとか。滑稽な感じです。小林さんが低音の鍵盤ハーモニカ奏者となりました。

「森の奥のカッコウ」
これはピアノとリコーダー。そりゃ音楽家だもの。リコーダーだって吹きますよ。

「大きな鳥かご」はピアノで。

続いて「ピアニスト」。
サン・サーンスは、やみくもに下手な練習をしているピアニストも動物にしてしまったのです。“わざと下手くそに”弾くんです。

今回は三人がそれぞれ色々なものを練習しました。
小林さんは十七弦を。

大利さんはソプラノリコーダーを。

で、私はピアノを。

人前でピアノを弾くのは、おそらく20年ぶりくらい。
皆様ご存じだろうか。以前私はピアニストだった事を・・・
マジな話です(笑)

そんなこんなで個々の練習が済んで、再び曲へ戻ります。

「化石」は箏とピアノ。

「白鳥」は十七弦とピアノで。

そして「フィナーレ」。いままで出てきた動物が勢ぞろい。
連弾のピアノと、行ったり来たりの箏・十七弦で華やかに終曲しました!


アンコールはほとんど即興の「さくらさくら」で、お開き~。

そこそこお客様の笑いもとれたし、楽しい演奏会になったのではないでしょうか。
このシリーズ。来年は3月21日だそうです!

最後におまけ画像を。盗撮されていた出番待ちの私。


ではでは。



武藤祥圃HP







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