箏曲でソロの曲というのは決して数多くはありません。特に古典の曲で独奏できるものというと、「組歌」(箏伴奏の歌曲でいくつかの七五調の歌詞を唄う)か「段物」(六段とか八段とか)くらい。幸い、現在は色々な作曲家が独奏曲を書いています。
ただね、「テクニック主流!」みたいなものも多く、箏という楽器の魅力や可能性を出せているかい?と思うものも少なからず(意見には個人差があります)。そんなんだったら自分で作ってみろ!ってことにもなりますが(笑)
ま、それはさておき。
私のやっている山田流箏曲は、箏が2~3人、三絃(三味線)が1人で合奏するというのが基本的な演奏形態です。なので、古典曲で自分のリサイタルを開くとすると、それだけの演奏家に助演をお願いすることになります。
例えば3曲演奏するとして、
1曲目は「組歌」を独奏。
2曲目は箏1、三絃1で。
3曲目は箏3、三絃1、尺八1
このようになると5人に助演をお願いします。(同じ人が2曲演奏することはほとんどないかな。)
“箏曲界のさだまさし”を目指す武藤にとっては、一人でリサイタルを完結できるスキルを持ちたいわけであります。私に限らずそうした需要は年々増えてきているように感じます。スポンサーがいたとしても経費を少なく済ますためには人件費がかからないのが一番ですしね。
そのようなことで、以前箏2人用にアレンジしていた曲を、暇な昨今ソロ用にアレンジしています。
今日は、誰もが知る名曲「見上げてごらん夜の星を」をソロ用にアレンジしました。
以前何曲か箏ソロや2人の箏用にアレンジされた楽譜を購入したことがありますが、はっきり言ってしっくりこない。「いやいや、こんな不自然な和音使うかい?」「安っぽいなぁ」とか(意見には個人差があります)
で、結局自分でアレンジしてしまうのですが、あくまで私自身がしっくりくるだけで、「え?これ?」「つまんねー」みたいに感じる方もあるでしょう。
ま、私の美意識的にはいいアレンジではないかと思っています。
ええ、自己満足です。
そんな顔して弾いてるし(笑)
お時間に余裕がありすぎだぁ!という方がいらっしゃったとしたら、是非お聴きください<m(__)m>
お腹が出ているように見えますが、服のしわですので(笑)
これ、弾き語りにしたらいいんでないかい?
それをやったらまさしく“さだまさし”だな。
ここまでの文章、
意見には個人差があります
それでは皆さまご機嫌よう。
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