2020年11月17日火曜日

武藤祥圃一人二役!「三絃と箏の為の三章」公開

 例年であれば演奏会シーズンであるこの時期ですが、今年はもう全く・・・


そんな中、各自治体が芸術家支援のプロジェクトを行ってくれています。公開された順番が後先になるのですが、まず新潟県の取り組みから。


新潟県文化祭2020の一環です。

一人◯役シリーズの第二弾です。第一段は東京都のプロジェクトなのですが、それは後日書きますね。


この動画は「三絃と箏の為の三章」です。三絃も箏も私が演奏しているので“一人二役”です。おまけに動画編集もやっています。「作曲」「三絃」「箏」「撮影」「動画編集」なので実は五役か?

では曲の解説を。

この曲は三章で構成された器楽曲です。

第一章は歯切れのよい山田流の三絃による自由なテンポでのソロで静かに始まります。ソロ最後の同一音の連続で緊張感を高め、箏が入ってきます。「第一主題-第二主題-展開部(二度の拍子の変化)」を二回繰り返しますが、次第に音を高めて変化をつけていきます。そして三回目の主題を再現し章を結びます。 

続く第二章は、三絃をしっとりとした地歌のものに持ち替え、全体的にゆっくりでしっとりとした曲調です。古典的の雰囲気を味わうことができます。 

そして勢いのあるファンファーレ的な前奏で第三章が始まります。この章では再び山田流の三絃を使用し、その超絶的な技巧と、それを受け止める箏による緊張感のあるリズムのやり取り、二つの楽器のメロディーの絡み合いが主眼です。途中、優美な旋律でホッと息をつける部分がありますが、三絃による連続音で速度を急激に上げ、第三章冒頭の旋律がさらに複雑に展開されていきます。より高い音階に転調しつつ、両楽器でのスクイでも音高を上げ、気分が最高潮に達したところで一瞬動きが止まり、決然とした和音で終曲します。 

全体的に展開が速く、ジェットコースターに乗っているような気分で聴いていただける構成です。


ご覧のいただいて「まあよたっかんじゃないの?」と思っていただけましたら、高評価をお願いします!(とYouTuberよろしく言ってみました。)

高評価は、上の再生マークをクリックして再生すると、画面の下段に「YouTube」という文字があるので、そこをクリックしていただくと画面の下に親指を上に向けたグッドマークがありますのでそれをクリックしてください。

決して親指が下向きの低評価はクリックしないでくださいよ!(笑)


今週はちょっと暖かい日が続きますが、油断は禁物です。


それでは皆さまご機嫌よう。



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