これは『総合的な学習の時間』という授業内で行われ、4年生が9時間の授業で箏を練習し、その成果を全校朝会で発表するというもので、戸塚第二小学校では恒例の取り組みです。
この指導に携わって今年で3年目です。試行錯誤して効率的に習得してもらう方法や指導法を考えてきましたが、だいたい形ができあがった感じです。
11月16日から授業を開始し、12月13日の発表を目指して練習しました。
箏の歴史や基本的なことを説明するところから始めて、最初は基礎練習。そして「さくら」の練習。
今年の4年生は50名。1面の箏を2~3名で共有して練習しました。
こんな感じです。ちょっとカオスな状況ではあります(笑)
しっかり力を入れて弾くことに加えて、押し手やスクイ爪、グリッサンドも取り入れて編曲しました。押し手はなんとかできるようになりましたが、スクイ爪はちょっと難しかったようです。
そして発表の日。7時半に登校(笑)し、楽器を並べ調弦し、8時からリハーサル。そして8時30分から本番。
みんな緊張していたようですが、いままで精一杯練習した成果を全校児童や先生方、保護者の皆さんの前で発表し、達成感を味わっていたようです。
後日子どもたちの感想をもらいました。
開くと全員が一言書いた紙が貼られていました。
いやぁ、うれしいですね。こういうものを読むと、教える側の発言や行動というものが子どもたちに与える影響がいかに大きいか、子どもの好奇心を呼び起こす教育の大切さがよく分かります。
ここ数年、大学や小学校での様々な授業をするようになりましたが、“教育”というもの何のかということが少し実感できるようになった気がします。
「教育のできる箏演奏家」、ちょっと目指してみるか。
これでめでたく年越し!
といけばよいのですが、今年の冬休みは大きな宿題があります。
来年あたりに出版される予定の本に寄稿しなくてはならず・・・
その締め切りが1月10日。
年明けには演奏会が2つあるし・・・
有難いことですが、気が重い年末年始になりそうです。
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