2017年12月1日金曜日

「平成」あと1年5か月で終わり

という見出しのニュースが、今日は多かったですね。
とても感慨深い一日でした。

「昭和」から「平成」になった時のこと、今でも鮮明に覚えています。
昭和最後の日、昭和64年1月7日は土曜日でしたよね。
当時の私は中学3年生。高校受験を目前に控えており、通っている塾の模試の日でした。

こう言っては不謹慎ですが、「天皇」が亡くなるという初の経験なので、昭和天皇の崩御からどういう流れで時代が変わっていくのか、模試なんか受けていられないくらいとても興味深く関心がありました。

なんと言っても、生まれてからずっと使ってきた(と言っても15年間ですが)「昭和」に代わる新しい元号が何になるのか、は最大の関心事でした。

塾の隣にはモスバーガーがあり、そこのテレビが外から見えたので、休み時間に外に出てまだ発表されていないかどうかテレビを見に行った記憶があります。まあ結果として、新元号が発表されたのは模試が終わって帰宅してからでしたけどね。

当時の官房長官、小渕さんが発表しましたね。

(その時の記者会見で、どこかの記者が、発表で使われた額縁に入っていた、上の画像の「平成」の字を誰が書いたのか?という質問をし、小渕さんがあたふたしていた記憶もあります。)

その日のスーパーのBGMはアルビノーニのアダージョだったこと、某テレビ局の夜の10時からやっていた報道番組で、その日たまたまベートーヴェンの第9のリハーサルをしていた、という会場にインタビューに行き、リハーサルの終わった人へ「今のご気分は?」と質問し、「晴れやかな気分です」というような内容の答えを、さも昭和天皇が亡くなった感想のような印象を与えるように放送していたこと、その日の夕刊や翌日の朝刊の新聞のテレビ欄が「未定」と書かれて真っ白だったこと・・・
断片的ですが色々思い出します。


そして深夜の12時、テレビの画面には富士山の映像が出て、「平成」の大きな文字が映し出されました。
一人の人、しかも日本の象徴であった方が亡くなったという悲しみに包まれた状況でありながら、新しい時代が始まった、という言いようがない期待というか明るさを、何となく矛盾の気持ちを抱きながら感じました。

「天皇が亡くなった時に元号が変わる」

これが、今回は違うわけです。
天皇陛下がお元気で、その中で天皇の位を皇太子さまにお譲りになって改元される。
なんともお目出度い。

こんなことを書くともっと不謹慎ですが、そんな気持ちを国民に持たせてくださる今の天皇陛下の茶目っ気というか、洒落っ気が大好きです。


でも、30年使った「平成」があと1年5か月で終わることが決まり、しかもそれが今年があとひと月で終わるという今日決まった事も相まって、少々感傷に浸っています。

次の新しい時代に向けて、大きな総括をすべき期間になるのでしょうね。


なにはともあれこれからの1年5か月の間天皇陛下がお元気で、位を譲られたその後の人生を、思う存分に有意義に過ごされることを祈ります。





そういえば、今日の皇室会議の映像に官房長官もいましたよね。官房長官って皇室会議のメンバーでしたっけ?正式なメンバーではないから、机が他の人と違う、とか、なんとか、という席だ、とか、色々理由はあるのでしょうが、無駄な憶測や疑念を抱かずに、きちんと法律に則って、そして気持ちよく新しい時代が迎えられるようにすることも、為政者の義務でしょうし、そうであってほしいと切に願います。


そしてこのような日記を、久ーしぶりに明日対外的に人に会う予定がないので、にんにく祭を開催しお酒を片手に書いたという不謹慎を一番反省しています。









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