2019年1月10日木曜日

明けましておめでとうございます

と申しましても、もう10日ですが・・・


改めまして、皆さま、明けましておめでとうございます。
昨年も毎年のことながら、ブログが中途半端に始まり中途半端に終わる、という怠惰な私のような更新になりました。
もう「今年こそは!」などとは公言致しますまい。ただ手遅れになる前にこの10日間を取り戻してみたいと存じます。


さて、平成最後の年「平成31年」がスタートしました。

今年の年明けは、舞浜駅のイクスピアリのカウントダウンからスタートしました。




この後近所の富岡八幡に初詣。例の件で人出はまだ回復していない感じ・・・そりゃ例の建物は壊されて更地になっていたり、まだ生々しい感じではありますが・・・
近所に住んでいると去年のお祭りでご破算な心持ちなのですが、一般的にはまだ少し時間がかかるのかな。

おみくじは「吉」。昔の友人や知人やの助けで、もう少し耐えれば今までの不運が幸運に好転していくそうです。嬉しいではないか!がんばろう。


そして日が昇り、今年は三陸中村家のおせちと、実家から送られてきた「のっぺ」でスタートしました。お餅は深川伊勢屋さんののし餅。



昨年は本の執筆という冬休みの宿題がありましたが、適度に仕事をしつつ、今年はちょっとのんびりと過ごしました。

そして正月休み納めの5日は、美容室に行き、そこから歩いて渋谷へ。マークシティの銀座ライオンでちょっと贅沢昼食。




そして新潟へ。
初仕事はこちら。東京藝術大学音楽学部同声会新潟県支部の第12回アカンサスコンサート。


今回は、小西奈雅子先生が昨年作曲された十七絃の独奏曲を演奏しました。

「流れて・・・」十七絃のための

演奏中の写真は手元に届いたらアップしますね。
演奏終了後のカーテンコール。

そして一緒に同声会の幹事、またこのコンサートの実行委員をやったソプラノの根來加奈さんと。根來さんは日本歌曲を歌ったので着物なのです。


月曜からは本格的にスタート。学校の部活の指導、お弟子さんのお稽古、大学の授業・・・また日常になりました。

きっとあっという間に春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て・・・となるのでしょうが、今年一年頑張りましょう!


それでは皆さまご機嫌よう。

2018年10月3日水曜日

満10年の寺宵!今回は豪華版!!

先日の和樂祭、多くのお客様に来ていただき、無事終了しました。有難うございました。

武藤はただ今「東北電力スクールコンサート」の真っ最中です。その様子は後日ご報告するとして、まずは急ぎ宣伝を。

今度の土曜日です。満10年を迎えるコンサートシリーズ「寺宵」。企画・構成・編曲は作曲家の小西奈雅子先生。



第23回 寺宵 秋光 terayoi-shukou
日時 10月6日(土)午後2時開演 午後1時半開場
場所 瑞光寺 新潟市中央区西堀通3番町797
料金 一般:2,500円  中高生:1,500円  小学生以下:無料 (当日500増)
演奏 新潟ARS NOVA(室内オーケストラ)
共演 山下尚子(ソプラノ)、武藤祥圃(箏・三味線)





西堀・寺町のお寺の空間で、音楽やお茶を楽しみながらゆったり過ごす。
そんな思いを込めた「寺宵」は2008年11月にスタートし、今年で満10年を迎えました。

西堀通沿いに現在のようなかたちでお寺が立ち並ぶようになったのは江戸時代のこと。
堀は道路へ、家並みはビルへとまちの姿は変化しましたが、西堀寺町に宿された往時の記憶は、いまも同じ場所で受け継がれています。
「寺宵」が、そうした新潟のまちについて、ひととき思いを馳せる機会となれば幸いです。

10周年記念となる今回は、室内オーケストラの特別プログラムでお送りします。
堅苦しさのない、気軽でカジュアルな会です。ぜひお気軽におこしください。
(チラシより引用)

~プログラム~
トリッチ・トラッチ・ポルカ(シュトラウスⅡ作曲)
カノン(パッヘルベル作曲)
交響曲「新世界より」 第2楽章(ドヴォルザーク作曲)
オペレッタ「こうもり」より「アデーレのアリア」(シュトラウスⅡ作曲)
剣の舞(ハチャトリアン作曲)
オペラ「トスカ」より「歌に生き 恋に生き」(プッチーニ作曲)
展覧会の絵「プロローグ」「市場」「古城」(ムソルグスキー作曲)
春の海(宮城道雄作曲)
越後獅子(九代目杵屋六左衛門作曲)
威風堂々(エルガー作曲)

午後1時から境内でカフェもオープンしますよ!

会場の瑞光寺は開基から500年以上という歴史のあるお寺です。新潟県の指定文化財である「不転観音(ころばずのかんのん)」と呼ばれる木造の菩薩立像があります。また境内には會津八一はじめ新潟ゆかりの文人のお墓や句碑もあります。

通常2~3人の演奏家で開催される寺宵が、今回は18名(新潟屈指の演奏家による←チラシに書いてあります)の超豪華版!

どうぞお越しください。



ではご機嫌よう。



























2018年9月27日木曜日

和樂祭 開催迫る!

ブログを開設して丸七年。これが300回目の更新です。(え、まだ300?サボりすぎてんじゃねえのか?)

さて、和樂祭の開催まであと3日となりました。

和樂祭 ~和の伝統 未知なる出会い~
日時 平成30年9月30日(日)午後3時開演 午後2時半開場
会場 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 能楽堂
料金 一般:4,000円 大高生:2,000円 小中生:1,000円 (当日券有ります)

出演 武藤祥圃(箏)、大谷菊一郎(津軽三味線)、田村優子(篠笛)、田村祐介(和太鼓)、愛蓮和美(篠笛)、花柳幸結耶(日本舞踊)
賛助出演 増井峯庸(尺八)、箏曲松濤會

演目
・柳都八景(箏、日本舞踊)・六段の調(箏)・春夏秋冬(和太鼓、日本舞踊)・津軽じょんから節(津軽三味線)・天之風(津軽三味線、篠笛)・八丈、木遣、三宅(和太鼓)・佐渡おけさ(篠笛)・佐渡蛍(篠笛、箏、日本舞踊)・砂山(篠笛、箏)・雪割草(篠笛、日本舞踊)・山唄(篠笛)・意(和太鼓)・化身(津軽三味線、日本舞踊)・糸(全員)



新潟にゆかりのある伝統芸能人=和樂人が、「新しい和」を繋ぎます。
日本舞踊、箏、篠笛、津軽三味線、和太鼓。この魅力をふんだんに盛り込みながら、この全てを能舞台で愉しめる公演です。

私の出演は・・・
1、平成19年、新潟市が政令指定都市に移行した年に作曲した「柳都八景」。
これまで色々な場所で、色々な演出で発表してきました。それらは演奏だけでしたが、今回はなんと、この曲に日本舞踊が振付けされました!花柳幸結耶さんご自身の振付けで踊ってくださいます。

2、伝統芸能の原点に立ち返り「六段の調」を独奏で。

3、篠笛奏者の狩野泰一氏作曲の「佐渡蛍」。箏と篠笛、歌、そして日本舞踊で。

4、海は荒海、向こうは佐渡よ・・・「砂山」を箏と篠笛で。

5、終曲として出演者全員で「糸」です。




台風の進路が非常に気がかりですが、今のところ公演時間帯の新潟市直撃は免れています。
どうぞ芸術の秋の一日、新潟の新しい「和」の発信にお付き合いください!


お待ちしております!


ではご機嫌よう。

















2018年9月14日金曜日

ガス抜き

今日のブログの主張には個人差があります。一般論、そんなこともあるよねー的な感じで読んでください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


日本に限ったことではないのかもしれない。
現代、今に限ったことではないかもしれない。
また、人間に限ったことではないかもしれない。
お前は甘い、まだまだ尻の青いガキだ。


それは百も承知の上で・・・


ここ数か月、スポーツ界のパワハラや暴力に関する報道、「訴えるなら今!」的な感じでどんどん出てくる。最初は「そんなことがあるのか!」「様々な困難にある時に、我々に勇気を与えてくれていたあのスポーツで?」「あの人が?」と、裏切られた思いで憤ったり、情けなく思ったり、がっかりもする。

でもね、もううんざり。そして程度の差こそあれ、「スポーツ界に限らないよ。ここだって」とみんなが思っている(に違いない)。

権力と地位を手に入れると、人は傲慢になる。それだけならいいが、常に勝手に敵を作り、排除し、潰しにかかる。それはそうだろう。一度手に入れたものは逃したくはない。優越感に浸れるし、人は寄ってくる。金も入ってくるだろう。だから守りに入る。自分自身もその状況になればそうなるのであろう。俗人であるから。そんな俗人もそのような人をみれば自分を棚に上げて、「そいつは最低の人間だ!自分はそんなさもしい根性は持ち合わせていない」と思うだろう。

しかし、そんな人間は、自分がそんな醜くなっているとは気付かない。周囲の人間も甘いおこぼれに預かろうと媚びを売る。(まあ本気で慕っている人もいるだろうが。)
そして結果「yes-man」が周りを取り囲み、おだてられ、勘違いしていい気になる。

あーやだやだ。

ちょっと外で飲んで帰ってきて、そのまま寝ようと思ったけど、なんかモヤモヤして書き始めたけど、こんな事をブログに書いたところでなんの生産性もないね。

結局何が言いたいかというと、「パワハラは本当に許せない。しかも人格を否定するような発言は。何年経っても心から消えない傷になりますよ。」ということ。


こんな話をご紹介。100年余り一族で経営を続けるとある会社の社長と、その部下となったMの話。

Mは元々、S協会に所属しているとある地方の会社Aの支社に勤めていた。ある時研修のために隣の県にある、A社の本社へ行き、社長のもとで仕事をした。その後Mは更なるスキルアップのために東京の同業種の専門学校へ行く。しかし実地経験も大切、という事で、A社の社長の紹介で、A社と姉妹会社である同じくS協会のB社の社長のもとで働きながら専門学校へ通った。B社の社長は、それはとてもよくしてくれた。また、社長と同等の発言力のある秘書もよくしてくれた。

専門学校で資格を取得すると、B社の社長が、「実はA社の社長からは、M君を頼む、という話で君を受け入れたのだ。将来身の立つようにするから、根回しはこちらでするから、早速家へ来たらどうだ?」と。政治的な駆け引きになれていないMは、その言葉を受けて、A社からB社へ移ったのだ。昨今の体操界の話に置き換えると、引き抜かれたのだ。それまで育ててくれたA社の社長には不義理をしたが、MはB社の社長のもと必死で働いた。多少の理不尽などは気にせず苦にせず、それどころかそれが当たり前だ、と思って働いた。しかし次第に社長と秘書の、Mへの態度は変わっていった。


そして・・・



1.「んまあ、あなたお付きなんだから前に乗りなさい!後ろに乗るってどういうこと!」
移動の際社長とタクシーにのる時、仕事の話や打ち合わせもあるので、社長の希望に従って、まず後部座席に部下Mが先に乗り、その後社長が乗る。これが通常であったそうだ。ある時社長宅から同じ仕事ででかける時、「一緒に行こう。」というので、まず社長宅へ行き、タクシーで向かうことに。部下は社長へ「先に乗りましょうか?」と聞くと、社長は「先に乗って」と。その時タクシーの運転手がみている前で、社長の秘書が発した言葉がこれだ。社長も唖然とした様子だったが、特に何も言わず、部下Mは助手席へ。他人の前で屈辱的な発言を受けた部下は、呆気にとられながらもひきつった顔で約一時間タクシーに乗ったそうだ。


2.「この経歴を見たら、あなたがさも凄い人にみえるじゃない。誰のおかげだと思ってるの?」
これも同じく社長の秘書の発言。部下は対外的に、自分の経歴として毎回同じものを出していたそうだが、なぜかその時は秘書の癇に障ったらしい。


3.「Mをこんな大きなプロジェクトに参加させたら、いい気になるからやめたほうがいい」
これも同じ秘書。これは伝聞。その秘書には気をつけるように(媚びを売れ)アドバイスを受けたそうだ。


4.「あのプロジェクトの話だが、C社の社長から家の後継者であるKあてにきた話なのだが、その日都合が悪いから君を紹介した。」
これは社長の発言。C社の社長は初めからMを指名してきたそうだ。社長はMに恩をきせたかったようだ。ただ、この件はMは何とも思っていないそうだ。なので、一つのエピソードとしてご紹介。


5.「M君あてのD社からの仕事は断っておいた。これは私が最初に頼まれたのだが、都合が悪く断った仕事だ。それを私の部下の君に頼んでくるというのは非常識だ。私より君の方がギャラが安いから頼んできたに違いない。そういう会社には気を付けなさい。」
これも社長の発言。Mが直接言われたことだそうだ。しかし、これもMは別に何とも思っていないらしい。なので、これも一つのエピソード。


Mは結局突然B社を解雇された。10年ほど前の話である。



まだまだ聞いたが、書くのが疲れてきたし、酔いも醒めてきてしまったのでおしまい。


最後にMは言っていた。「今になればつくづく思う。録音しておけばよかった。」と。そして「決して許せはしない」と。


証拠があればパワハラや名誉棄損で訴えられたかもしれないのにね。



ではごきげんよう。























2018年8月13日月曜日

平成30年 夏!

早いもので8月も半ば。平成最後の夏、楽しんでますか?

私?

そりゃもう。


11日(土)、12日(日)はこんな感じでした。

11日(土)は昼間はあれこれしていたのですが、夕方からはお台場へ。
花火ですよ。3年ぶりに夏の夜に東京湾であがる花火「東京花火大祭」。

前は「東京湾大華火祭」といって、実行委員会と中央区が主催でしたが、オリンピック村の建設やら何やらで休止になって、とーっても残念に思っていました。

今回はどこなんだろう。HPを見ても詳細が全部削除されていて、不明です。

料理や歌舞伎、音楽とのコラボ的なイベントでした。←ものすごく高~いチケットを買った人はね。

ブルジョアでない私は、それでもヒルトンから見物。あ、ホテルの部屋でなく、ヒルトンの建物の脇の道路からですよ(笑)
この場所、偶然見つけたのです。門前仲町から東京テレポート駅行きのバスに乗り、台場二丁目で下車。そこから歩いて潮風公園を目指したのですが、ヒルトン脇にきた時に、花火好きの勘が働き、公園内には行かず、待機。打ち上げが始まったら下の写真の通り、大正解。




会場周辺はまぁものすごい人出。帰りも入場規制している駅もありましたが、ゆりかもめは、「え、花火大会があったの?」というくらい乗客数。船の科学館からゆりかもめで豊洲へ。豊洲駅から「東京スカイツリー駅行き」のバスに乗り木場駅前下車。ここで一杯。二杯。三杯・・・

そこから歩いて10分強で自宅なのですが、この時期のこのエリアは、富岡八幡宮の例大祭で盛り上がりの真っただ中にあるんです。特に今年は御本社の二の宮神輿。町会の神輿ではなく、富岡八幡宮のお神輿が出るんです。

住んでいるとこは「冬木」町会。八幡宮の裏手の地区です。
真夜中にこんなプールが放置されていても驚きません。恐らく翌日のお神輿の担ぎ手にかけるためでしょう。

そんなこんなで11日の夜は更けました。

明けて12日。朝7時に花火が上がります。
お神輿が富岡八幡宮から出た合図。江東区、中央区をまわるわけですが、家の近所には9時半すぎに到着予定。

今か今かと待ちます。人も出てきたし、消防団も!なんで消防団かって?

 それはこのため。放水。富岡八幡宮の祭は、とにかく水をかけまくるんですよ!

放水テストも終了。通りも交通規制されて、太鼓の音が聞こえてきた!

きたきた!まずは大太鼓と鉦鼓で雰囲気満点。
 今年は天皇陛下御在位30年のお祝いもします。

さ、そしていよいよお神輿到来。

まずは氏子の総代衆と、現在担いでいる町会の提灯。



 神輿ドーン

 ワッショイ!ワッショイ!今年は全員富岡八幡宮の装束です。

消防団の放水の他、沿道の民家はホース放水(笑)、子どもは水鉄砲で放水。

あー、行っちゃった。

この後お神輿は方々をまわり、夕方宮入します。

私は、賑わう富岡八幡宮周辺のお祭り騒ぎを横目に新潟へ。

15時から3人稽古して。19時ちょい前。

ん、間に合うじゃん。

新潟も「新潟まつり」の真っ最中で、この日はまつりファイナルの花火大会。
せっかくだから出かけましょう。日本一の大河信濃川で打ち上げです。↓は跨線橋上。

さらに川に近づきます。ただ、堤防は人込みなので、出身高校のグラウンド脇で。それでも300~400メートルくらいの距離ですね。バックネットは見えないことにしてここで。人いないし、真正面だし、かなりの穴場。



そんな週末でした。
皆さまお盆休みでしょうか?どうぞお楽しみください。

では、ごきげんよう。

























2018年8月10日金曜日

東奔西走 箏を担いで西へ東へ

8月最初の週末は、文字通り東奔西走でした。
4日(土)は新潟市西区で「響~あなたがまだ見ぬ箏の世界~」
5日(日)は新潟市東区で「~郷土にいがたの響き~」
ね、西に東に。


まず4日(土)、この演奏会の詳細は一つ前のブログをご覧ください。新潟市西区と新潟大学の連携事業として開催されたリサイタルです。

前日と当日午前にリハーサルをやり、午後2時開演。
今回は、箏の魅力を多角的にアピールすることがコンセプトでした。

演奏会は、教育学部の柴田透学部長の挨拶でスタートしました。

演奏した曲は・・・

「ロンドンの夜の雨」宮城道雄作曲

「さくら」武藤祥圃編曲

「六段調」八橋検校作曲

続いて、加藤凛さん(新潟大学音楽科4年)と対談。八橋検校と京都のお菓子「八ツ橋」の関係や、私が箏を始めたきっかけ、演奏会の苦労などを話した後、邦楽の発声(次の初音曲の冒頭)をお客さんと一緒に唄いました。

そして「初音曲」山田検校作曲

舞台転換をして、ピアノと共演で「亡き王女のためのパヴァーヌ」ラヴェル作曲
宮城道雄や中能島欣一と同じ時代の音楽家であるラヴェルの作品をピアノと箏という異色の組み合わせで演奏しました。案外合うんですよ、これが。
ちなみに箏の調絃は「乃木調子」。私、洋楽と共演する時の編曲は、なるべく箏本来の調絃でやる!というこだわりがありまして。ドレミに調絃すれば何ともないのですが、それじゃ箏の良さが出ないと思うんですよね。
ピアノは新潟大学音楽科4年の小林優香さん。

最後は「三つの断章」中能島欣一作曲

アンコールとして、小林さんのピアノと私の箏の伴奏で、全員で中山晋平作曲の「砂山」を合唱して終演となりました。

終演後、この公演の企画運営を行った新潟大学教育学部「音楽学・音楽マネジメント研究室」の学生さんたちと。



ロビーの様子も見ます?




みんな楽しいそうで、いいですね!

そして、これ。今回のチームリーダーである4年生の桑原麻衣さん手書きのチラシ。
この似顔絵を目標にダイエットしたいと思います(笑)

箏独演メインの演奏会という、普段あまり経験したことのない演奏会を終えてホッとしてました。

実はこの企画は、この演奏会に先立って、7月14日(土)に、新潟大学教育学部音楽棟の合唱ホールで公開講座が開かれたのです。市民の方30名を対象に行われました。



箏のコトを色々お話したり、体験したり、ちょっと演奏を聴いてもらったり。


一連の取組が終了しました!
研究室の学生さん、横坂康彦先生、田中幸治先生、有難うございました。




そして翌日は、新潟市東区の東プラザで行われた「新潟開港150周年記念企画 にいがたの未来につなぐ、美しき愛のメッセージ VOL.1 ~郷土にいがたの響き~」
その第一部で演奏してきました。
演奏中の画像はないのですが、午前のリハーサル途中の雰囲気をどうぞ。

今回のメンバーは、ヴァイオリンの廣川抄子さん、チェロの渋谷陽子さん、コントラバスの星野勝彦さん、ソプラノの鈴木規子さん。

演奏曲は・・・
まず全員で「砂山」「浜千鳥」「海」

そして箏ソロで「神仙調舞曲」唯是震一作曲

次に弦トリオで「ハンガリー舞曲」ブラームス作曲

そこに箏が加わって「チャルダッシュ」モンティ作曲

さらに歌も加わって「サンタルチア」「オー・ソレ・ミオ」ナポリ民謡、「踊り明かそう~マイ・フェア・レディより」ロウ作曲

最後は新潟市民歌「砂浜で」を会場で合唱して終演。

第二部は郷土史研究家の小島勝治さんの講演でした。


番外編の画像をどうぞ。東区役所は備品管理がしっかりしているようで(笑)


長々とお付き合いいただきまして、有難うございました。
では、ごきげんよう。













2018年7月31日火曜日

【演奏会告知】響~あなたがまだ見ぬ箏の世界

七月も今日でおしまい!
しかし、もう結構!というほどの暑さを毎日感じていると、もう八月も終わりころかと思ってしまいます。

さて、今日は私の演奏会のお知らせです。

響 あなたがまだ見ぬ箏の世界

日時 8月4日(土) 午後2時~(開場 午後1時15分)
会場 黒埼市民会館ホール
料金 (一般)1,000円・(小中学生)500円 ※未就学児は入場不可



新潟大学教育学部「音楽学・音楽マネジメント研究室」が企画・運営を担当し、「地域と大学連携プロジェクト in 西区」という新潟市西区の組織が主催です。
昨年依頼を受け、それからこの研究室の教授である横坂康彦先生や研究室の学生さんたちと相談を重ねて、土曜日に本番を迎えます。

いやー、企画や運営などの諸々をお任せしてこちらは演奏に専念できる、というのは非常にいいものです。

さて、箏の音楽というのは、“三曲”と言われるように、箏と三絃(三味線)と尺八の三つの楽器による合奏で音楽が成り立っています。特に山田流は九分九厘が浄瑠璃的な歌曲で、箏二面、三絃一挺で展開していきます。元来独奏曲は多くないのです。段ものと、組歌くらいで、それらを合わせても20曲あるどうか、といったものです。(現代曲までいれればもっとありますが、なにせ私は古典人間なので。)

最近さぼっていますが、以前私の演奏会に来た方が、ブログのコンサート評で「武藤さんのソロの曲がなかった」というようなことをお書きになっていたのですが、そりゃそうなんですよ。このような理由で。ただ、洋楽慣れをしている方にとっては、リサイタルと言っておきながらソロがない、というのは違和感があるようです。

なので!今回は独演での演奏会です。洋楽的に言う“リサイタル”です。
どうだ、箏にだってできるんだからな!(笑)というところをご覧に入れたいと思います。
そんな珍しい演奏会です。

演奏曲目は・・・
八橋検校作曲「六段調」、山田検校作曲「初音曲」、宮城道雄作曲「ロンドンの夜の雨」、中能島欣一作曲「三つの断章」、武藤祥圃編曲「さくら」。また、1曲だけピアノと共演します。ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」

古典から現代まで、歌曲から器楽曲、そして西洋の曲、とバラエティーに富んでいます。
箏という楽器のフレキシビリティや奥深さをお伝えできたらと思います。

当日は学生さんによるおもてなしや、楽器の展示もあるようです。
是非お越しください。

お申し込みは・・・

新潟市役所コールセンター
025-243-4894(8:00~21:00)
電話で申し込みの上、当日受付で支払いということです。
また新潟大学西門から会場へのシャトルバスもありますので、ご利用ください。


では、ごきげんよう。