2012年6月1日金曜日

【演奏会報告】 山田流箏曲 武藤松圃の会 第五回

先週25日・26日、第五回になる私の演奏会は無事終了しました。ご来場いただきました皆様、大変有難うございました。
一昨年の秋に一人では乗り越えられないような出来事があったり、昨年は未曾有の大震災が発生したりで、演奏会を開く気力が出ずに昨年はお休みしてしまいましたが、たくさんの方にご支援・ご声援をいただき、今回再スタートをする事ができました。
無事に終えることができたのも、ご助演くださいました諸先生方、お手伝いをしてくださったスタッフの皆さん、そして応援してくだる皆様のおかげと感謝申し上げます。
終演後、なんとも言えない充実感・達成感で感無量でした。

両日ともにたくさんのお客様が足を運んでいただき、演奏に耳を傾けてくださいました。
当日の写真を御覧下さい。

ここが燕喜館です。


初日の25日はあいにくの雨。しかし雨も風情があるものです。


今回は25日と26日で舞台と客席の位置を変えてみました。上が25日、下が26日です。


より多くの方に演奏者を近くで見ていただくには下のレイアウトがよいようです。次回からはこのパターンでいきます!

今回のテーマは「現代邦楽 箏の巨人 ~宮城道雄と中能島欣一~」
この二人は、大正・昭和期を代表する箏曲家であり、作曲者であり、教育者でした。宮城は明治27年生まれで、中能島は明治37年生まれ。10歳違いで、同時代の箏曲界邦楽界を大きくリードしました。そして、現在でも多くの演奏家の目標であり憧れの的となっています。
“情緒的で旋律の宮城”と“理性的でリズムの中能島”。この対照的な二人の作品を交互に聴いていただきました。

まず、ごあいさつを兼ねて今回の演奏会のコンセプトを説明しました。上は25日、下は26日。


まず、独奏曲で二人を比較。中能島の『三つの断章』と宮城の『ロンドンの夜の雨』。

続いては箏二部の合奏曲で比較。中能島の『初夏の印象』と宮城の『水の変態』。『水の変態』では生田流正派で、新潟市三曲連盟会長・箏曲真和会を主宰されている真田雅晶師にご助演願いました。上は25日、下は26日。


そして最後は中能島の『さらし幻想曲』。画像は26日のものです。この日は弾き始めてすぐき三弦の糸が切れてしまうハプニングがありました(笑)
元来は箏・三弦・フルートのために作曲されたのですが、フルートは尺八でも演奏される事があり、今回は都山流の松澤茶照さんにお願いしました。



二日間無事終了し、ホッとしたところで真田先生と写真を撮っていただきました。真田先生には、この会でも第三回からご助演いただき、また新潟市三曲連盟やその他の演奏会でも大変お世話になっていて、勝手に姉のように慕っています。ありがとうございます!

久しぶりに演奏会を主催し、今週はドッと疲れがでています(笑)。この日記ももっと早くに書こうと思っていたのですが、今日になってしまいました・・・

翌27日はとても天気がよく、ちょっと動くと汗ばむ陽気。のんびりと新潟観光をしました(笑)
まずは、越後七浦シーサイドラインを走り、スカイツリーと同じ高さの弥彦山へ。


スカイツリーと同じ高さを猛アピールしていました(笑)



その後、アクアデザインアマノのネイチャーギャラリーへ。癒されます。
http://www.adana.co.jp/jp/welcome.html


その後は“道の駅 新潟ふるさと村”へ。新潟名物たれカツ丼を美味しく食しました。


最後は朱鷺メッセの展望デッキから市内を。真ん中を流れるのが日本一の大河“信濃川”。手前から柳都大橋・萬代橋・八千代橋・昭和大橋が架かっています。右手は日本海、左奥には先ほど行った弥彦山が見えます。

そして日本海に沈む夕日。これは値千金の眺めです。

新潟に住んでいてもこんなに動き回る事はないだろうという行程で観光し、東京に戻ってきました。

さて、「山田流箏曲 武藤松圃の会」、これからも様々な企画をして、第六回・第七回・・・と皆様に楽しんでいただける演奏会を開いていきたいと思っています。これからもご支援・ご声援のほど、どうぞよろしくお願い致します。




武藤松圃HP
http://www.symphonic-net.com/mutoshowho/

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