2013年1月31日木曜日

【仕事】 小学校邦楽鑑賞特別教室

先週の水・木・金と、新潟市内の小学校3校を訪問し、“邦楽鑑賞特別教室”という授業をしてきました。
これは、新潟市音楽芸能協会が主催しているもので、市内各小学校の応募の中から抽選で10校が選ばれ、そのうち5校に新潟市三曲連盟が派遣されます。
訪問したメンバーは、箏・三弦は真田雅晶師と私、尺八は松澤茶照師。毎回この3人で行っています。

昨年11月には山潟小学校、12月には亀田西小学校へ行きました。

そして先週はこの3校。
23日(水)は笹口小学校

24日(木)は万代長嶺小学校

25日(金)は紫竹山小学校
当日の授業の様子は↓
http://www.shichikuyama-e.city-niigata.ed.jp/news/24/250125hougaku/hougaku.html

特に、笹口小学校は母校。学校に入るのは卒業以来初めてで、校内探検もしてきました。廊下の様子、水飲み場、階段の手すり、屋上・・・小学校の時の記憶が次々よみがえって、とても懐かしく、授業もハイテンションでした(笑)
ただ、校舎老朽化の為建替えが進んでおり、現在の校舎は間もなく取り壊されてしまいます。
残念ですが、時の流れは止められませんからね。

内容は、基本的に楽器の説明を交えながらの演奏や子供たちとの合奏、体験です。

演奏するのはこの3曲。
宮城道雄作曲『春の海』 箏・真田師、尺八・松澤師 (笹口)

八橋検校作曲『六段調』 箏・武藤 三弦・真田師 尺八・松澤師 (笹口)

宮城道雄作曲『水の変態』 箏本手・武藤 箏替手・真田師 (紫竹山)


演奏の合間に行う楽器の説明等はこんな感じ。(笹口)





合奏は、子供たちが普段練習しているリコーダーの曲や合唱の曲の伴奏を、箏・三弦・尺八に編曲して行います。
すべての学校ではやりませんが、山潟小学校では『ラバースコンチェルト』をリコーダーとの合奏で、笹口小学校では『さくら』をリコーダーと、『ふるさと』を合唱と合奏しました。
これは『さくら』(笹口)


体験では箏・尺八を。箏は爪をはめて『さくら』の一節を。尺八は塩ビ管の尺八で音を出す体験を行います。とにかく子供たちは興味津々で、初めて触る楽器で音が出せた喜びを存分に味わっているようでした。
「音がすごく綺麗」「日本人でよかった」「もっとやりたい」と言ってくれる子供がほとんどで、うれしい限りです。


今回は協会の派遣なので、50分ほどの授業一回で終わってしまいますが、ボランティアでも個人的に学校等に働きかけ、こういう活動をしていこうと思います。こちらのアプローチ次第で、これからの邦楽・箏曲界は明るくなると思います。がんばるぞ!


武藤松圃HP
http://www.symphonic-net.com/mutoshowho/

2 件のコメント:

  1. なんとまぁ素敵な活動ですね☆
    私もジャンル違いの教師ですから教える幸せ、ウキウキ感わかります。
    ワタクシ個人的には笹口小学校、紫竹山小学校でテンションMAX!!
    笹口小学校のあの校門も覚えておりますよ。
    校舎取り壊し、ですか…夏まで待ってもらえないかな、見に行きたい。

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    1. >atsukolinさん
      残念ながら夏までは無理でしょうね。これから引越しだそうなので・・・
      校内の写真をもっと撮ってくればよかったです。

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