2013年11月20日水曜日

【演奏会報告】 新潟文化祭2013 第36回邦楽演奏会

先日17日(日)に、新潟県邦楽連盟主催の演奏会が開催されました。

この演奏会は、新潟・長岡・上越を持ち回りで開催されているのですが、今年は新潟市での開催。新潟地区が実行委員会を立ち上げ、準備を進めてきました。

毎年第3日曜日なのですが、だいたい天候に恵まれず、雨が降っていたり、強風だったり、時雨れていたり・・・
しかし、今年は快晴!それはよかったのですが、お客様が行楽に流れた感じもしなくもなく・・・まぁ仕方ないか。
 

いずれにしても県内の団体が一堂に会する演奏会、多少のハプニングがありながらも、無事終了しました。

箏曲松濤會は2曲演奏しました。
まず都山流尺八剣照山会の共演として、三世山勢松韻作曲『都の春』。演奏会の幕開けでした。
箏3名・三弦1名に対して尺八が16名。圧倒的な人数の差に、普段はあまり使わないマイクを使いました。



そしてもう1曲は、平成21年に作曲した『三弦と箏の為の三章』。
テクニック的にかなり難しく作ってしまったので、お弟子さん方は相当苦労して練習したようです。出番前も皆さん緊張していました(笑)
結果的に、皆さん練習の成果が思う存分発揮できていたと思います。

今回は演奏だけでなく、プログラムの中程に「邦楽への誘い~和楽器ワークショップ~」を開きました。会場のお客様と一体になる事ができないか?と実行委員会で検討した企画です。
初の試みという事で、今回は楽器のお話をしました。それぞれの歴史や構造・奏法等を説明するという形式です。私が司会を務めました。

 

 箏の説明は、長岡地区の生田流箏曲 箏曲和調会(わちょうかい)の土田雅和寿(つちだまさかず)師。前日にわざわざ新潟までおいでになって、打ち合わせをさせていただきました。とても元気な先生です。

三弦の説明は生田流石川社中の石川智江師。

尺八は都山流剣照山会の松澤剣照山師。三弦の説明が終わった後、緞帳を下げ、客席を暗転し、松澤師の『鶴の巣籠』の演奏が始まり、スポットが当たるという演出にしてみました。


30分の予定を大幅にオーバーしてしまいました・・・30分に収まるように台本書いたんだけどなぁ・・・予めのリハーサルが必要だったと思います。今後の検討課題です。
その他、今回から高校生以下無料にもしました。若年層へのアプローチ、魅力的なプログラムや企画も大いに検討していかなければなりません。

終演後、70名が参加して懇親会が開かれました。こっちの写真を撮るのを忘れた・・・(笑)。余興がたくさんあり、なかなか楽しかったです。

新潟の邦楽界、盛り上げていきたいものです。



武藤祥圃HP






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