2013年4月5日金曜日

【日常】 藝に游ぶ  おすすめイベントご紹介

1月に會津八一記念館から依頼があった曲が出来上がり、先日それを録音したCDを記念館に届けてきました。その曲は、8月に色々な趣向で発表されるのですが、それは後日触れるとして、その際に是非宣伝してください!とのお話でしたので、今日から始まるイベントのご紹介です。私としても、とても興味深い展示会です。


會津八一記念館の企画展「藝に游ぶ 會津八一と宮城道雄」

※“游ぶ”と書いて“あそぶ”と読むそうです。初めてみた字です(笑)

画像のチラシの裏にはこう書いてあります。

 毎年、お正月に流れる名曲「春の海」の作曲家であり、盲目の箏曲家宮城道雄(1894-1956)が2014(平成26)年で生誕120年を迎えます。會津八一記念館では宮城と會津八一(1881-1956)との二人展を開催いたします。
 宮城直門の弟子である會津蘭(八一の養女)の仲介により、八一と宮城は1947(昭和22)年頃から知り合い親交を深めてきました。1955(昭和30)年、宮城が、八一の奈良歌4首を作曲した箏曲「奈良の四季」は、日比谷公会堂で演奏され、八一の歌の調べと奈良の四季の風趣とを巧みに響き合わせたものです。
 書道と邦楽との伝統を重んじながら、つねに独創性を追い求めていた八一と宮城、本展は、宮城道雄記念館所蔵の八一作品や宮城道雄の遺品などを展示します。また養女蘭にまつわる資料も紹介します。加えて宮城は、新潟出身の舞踊家・藤蔭静樹(文化功労者)と、二葉幼稚園の創設者齋藤正直(「佐渡おけさ」を採譜した人物)と親交がありました。二人の交流についてもご紹介します。


CDを届けたのが4月1日で、記念館は展示作業の真っ最中でした。
すると、記念館の方に「あの~、武藤さんに一つお願いがあるのですが・・・」と。
何か伺ってみると、どうも展示の手伝いをして欲しいとの事。会場の二階に行くと、箏が横たわっていて、柱(じ)が置いてありました。

「箏に柱を立てていただきたいのです。」

そんなのは、箏弾きにとっては朝飯前。

なのですが、

なのですが、

その箏は、

宮城道雄が昭和10年まで愛用していた“第一箏”という箏。
かの偉人宮城の箏。さすがに手が震えました。が、とても光栄なお手伝いでした。
御利益があるといいな~。

他に展示されるものを色々見せていただきました。上にも説明がありますが、八一の養女 蘭さんは、新潟の箏曲界でも有名な先生でした。恵香会というご社中で、蘭先生の後は、池端先生、今は奥寺先生が引き継がれて、新潟市三曲連盟で私もお世話になっています。

とても興味深く、開催中に再びお邪魔しようと思っています。

新潟の方はもちろん、県外の方も、新潟にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
6月30日までです。

會津八一記念館




武藤松圃HP
http://www.symphonic-net.com/mutoshowho/

0 件のコメント:

コメントを投稿