2021年1月23日土曜日

藤井風という天才

皆さんご存知ですか?「藤井風」というアーティスト。

私、かなりハマっています。というか信仰していると言ってもいいかもしれません。ここまでハマるのは久しぶりです。こういうのは30年ぶり。

その30年前は「陣内大蔵(じんのうちたいぞう)」さん。意味深で知的な歌詞、そして心にスーッと入ってくるメロディー。ファンクラブに入るほど当時かなり心酔した。実家にサインもあります。水曜の深夜2時から4時までやっていたピュアミュージックというFMの番組は毎週聴いていたし(高校時代だな)、ハガキなんかも出して何度か読まれたりもしました。いわゆる青春時代。(前回のブログのように、二度と戻らない青春時代ね。)この陣内さん、数年前にFacebookで繋がっていただいたり、コロナ禍ではオンラインライブで久しぶりに今の歌を聴けて、「やっぱりいい!」とつくづく思いました。

あれから30年!(綾小路きみまろ風に)

去年「藤井風(ふじいかぜ)」というアーティストを知りました。去年のいまころかな、ラジオを聴きながら散歩している時に何度となく流れた「優しさ」という曲。この冒頭が、高校時代に勉強したような和声の聴音(ピアノを聴いて、それを楽譜化する音楽の勉強の1つ)を思わせておきながら、意外なおしゃれな展開をする前奏に心惹かれました。ん?え?なになに?そういくの!?という。その後彼の様々な曲に出会ったいったのだけれど、もうね、歌詞も曲も声もテクニックも半端ないのですよ。まだ20代前半なのに、もう人生を何度か経験しているような、全てを見通して達観しているような。

とにかく一回のブログでこの人のすごさを伝えるのは不可能なのです。もう、あれもこれも今すぐにここにアップして聴いて欲しい!!!!

しかし布教活動(この人の曲には無宗教の私でさえ「神」を感じるので、あえてこの言い方を)のまず始めとして、この「優しさ」をとりあえず観て!


今何を見ていた あなたの夢を見た
優しさに殺(や)られた あの人の木陰で
今何を見ていた あなたの影を見た
優しさに震えた あの腕の中で

温もりに 触れたとき わたしは冷たくて
優しさに 触れたとき わたしは小さくて

この広い世界の中じゃ収まらない
あなたの心 わたし泳ぐだけ

ちっぽけで からっぽで 何にも持ってない
優しさに 触れるたび わたしは恥ずかしい

知らぬ間に 失くしちゃうから
心に深く刻み込んだ あなたの眼差し

今何を見ていた あなたの目を見てた
優しさに殺られた あの人の木陰で
今何を見ていた あなたの影を見た
優しさに震えた あの腕の中で

置き去りにした愛情を 探しに帰って
温もり満ちた感情を いま呼び覚まして
凍えた心が愛に溶けてゆく
花の咲く季節が戻ってくる

今何を見ていた あなたの目を見てた
優しさに殺られた あの人の木陰で
それだけで良かった 何より強かった
優しさでよかった ただそれだけで


それからもう一つ、この人が天才であることがよく分かるカバーという分野。その中からまずは「アダルトちびまる子ちゃん」。誰もが知るこの曲を見事に風色にしている。しかもこの格好で。弾き語りしながら手拍子をも自分でやっちゃって伴奏にしているという。ただ者ではない。


ぜひハマってください。どっぷり浸かってください。

このシリーズは続きます。


それでは皆さまご機嫌よう。

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