いやぁ、ますます感染者が広がりますね。
昼前にスマホから聞きなれない音が鳴って、恐る恐る見たところ、「新潟市が緊急事態宣言」という防災情報でした。そして以下の要請が。
・首都圏や関西圏への不要不急の往来を自粛して欲しい
・首都圏や関西圏から新潟市へ来た場合、2週間は外出を控えて経過観察をして欲しい
あぁ、これで新潟へ易々と行けなくなりました。
ま、流行している海外から帰国した人への措置と同じことですよね。
そんなに東京は危険なのかーーーー!
きっと危険なのでしょう。
いずれにしても用心しましょう。
さて本題。
様々なシリーズを同時並行していきますよ。
題して「箏のこと」
第一回の本日は「箏は美術品」です。
箏と言えばもちろん“楽器”です。“楽器”ではあるのですが、木の美しさもありますが、様々な細工がされていて、美術品と言っても過言ではありません。
箏は、その見た目から龍に見立てて各部の名前が付けられています。
今日は龍の口の中にある舌の部分である「龍舌(ぜつ)」の部分をクローズアップ!
ここです。舌のくせしてスゴイんです。
家にある箏の中からいくつかご紹介。
是非拡大してご覧ください。
松と波と千鳥かな
菊ですね
松竹梅か
これは・・・秋っぽい
これは雅だ。牛車ですね。源氏物語っぽい。
蒔絵や象牙がふんだんに使ってあり、美術品というのがお分かりいただけると思います。
自分の家の家紋をいれたり、名前をいれる方もありますね。
なかにはこんな子もいます。
シンプル
普段はこの部分にカバーを付けています。楽器を立てかける時はこの部分を下にするのです。また、口の上の部分(「龍額(りゅうがく)」=龍の額)の部分も木なので、傷がつきやすい。なので舌の装飾や額を傷めないためなのです。演奏会など人前で弾く時は基本的に外します。たまにカバーをしたまま舞台に出ている方がいらっしゃいますが、私は外すべきだと思います。
あ、カバーと言えば、急須の先にビニールっぽい先っちょがついてますよねぇ。あれは陳列している時に欠けるの防止しているだけなので、買ってきて使う際は外すんですよ。そのままの方が多いですが、衛生的にも外すことをお勧めします。
箏は桐の木で出来ていますが、その産地や木の材質、木目などで楽器の良し悪しが決まります。良い木だと、箏屋さんも気合いが入って様々な装飾をしたくなるんでしょうね。(それだけではないと思いますが)
箏を作るというのは、箏の人口を増やす、箏曲を残していくという事以外に、こういう細工をする職人さんの技を残していくことにも繋がっているのです。
まさに日本の伝統芸能、伝統技術!
あ、上手くまとまった!
それでは皆さまご機嫌よう。
注)この写真は一昨年の9月に撮影していますので、現在の武藤より若干若いですのでお気を付けください。
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